試乗記~富士重工 レガシィB4 RSK 4AT(MC前)

試乗日:2000/5/20,2000/6/10

ボディ・内装
 スポーツセダンというには大人しい外観。スポーツカーとして周囲にアピールすることはない。ま後ろのスタイルはファミリアセダンに似ている。

 メーターは「ブラックフェイスメーター」。これはメーターの前面に黒い半透明板を配置したもので、文字盤を常時点灯し、透過光を見せる仕組み。輝度調整が可能だがシンプルな印象。ランカスターに載る普通のメータの方が上品に見える。

 シートはブルーのスペシャルレザー仕様。ホールド感は結構いい。パワーシートはノブ1つで上下左右の移動が出来る。試乗車はノブの根本に赤錆が浮いていた。
 例によってマッキントッシュのオーディオが付く。音はごく普通。低域のエネルギーが弱く、マッキントッシュからイメージする野性的な音には程遠い。音はデッキアンプよりもスピーカとエンクロージュア(バッフル板の作りと遮音)で決まる部分が多い。これは見た目だけの装備と見ておきたい。
 空調の音はかなり静か、エアコンをつけるとファンの音が小さく聞こえるが、エアコンのON/OFFによってエンジン回転数の変化もなく、エアコン動作による違和感を感じさせない。
 ATレバーの操作フィールは安っぽい。もう少し高級感が欲しい。
走り
 エンジンをかけたときのアイドリングは非常に静か。音は回転数に比例して大きくなり、音色も若干変化する。
 低速トルクが細く、重い車重が災いして出足が非力に感じる。実用回転域において特にパワフルな感じはなく、ホントに260psあるのかという印象。出足のキビキビ感はNAのコンパクトカーにも劣る。
 剛性感のある乗り味を持つ。走行中の音は同じレガシイでもワゴン系より明らかに静か。タイヤのロードノイズが唯一目立って聞こえる。
 ステアリング操作はランカスターと同じくかなり軽い。アシストしすぎで路面の接地感は掴みにくい。ステアリングフィールに不自然さはないが、わずかに遊びがある。
 ブレーキフィールはかなり悪い。このクラスでは最低の部類に入ると思う。
 シフトがATのせいで動力伝達のダイレクト感が低い。この種のスポーツカーは、やっぱりMTのほうがいい。
 レガシィは4WDだが、これに魅力を感じる人がいるようだ。4WDのメリットとして良く聞かれることに雨や雪に対する走行安定性がある。このような滑りやすい路面では、スピードを落として走るのが一般的なので、公道で4WDのメリットが生きるシチュエーションはそうない。燃費の悪化や車重の増加など、デメリットの方が多いように思える。
総合
 B4のウイークポイントはブレーキフィールと低速トルクの細さ、車重の重さにあると思う。スタビリティや乗り味がとてもいいだけに残念だ。
 低速トルクが細いのは2Lのエンジンで260psを絞り出しているからで、ピークパワーを200psくらいに押さえて低速トルクを太くした方が、乗りやすいクルマになるのではないか。
 できれば、ランカスターに乗っている2.5L NA が欲しい。このエンジンは低速トルクが豊富で乗りやすかった。これが載ればB4は相当いいクルマになりそうだ。

 

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