そば専門店の味は本物か

 信州にうまいと評判のそば屋があった。狭く入りずらい駐車場の入り口から道路にかけてクルマの行列ができている。やっと駐車できたと思ったら、店の入り口は空席待ちのお客で溢れていた。ようやく席に着いてオーダーを入れる。しかし、なかなか食事が出来て来ない。結局食事にありついたのは、到着してから2時間後だった。

 

 私がオーダーしたのは、単なる「ざるそば」。そば粉100%というそのメニューの値段は、高額に思えた。口元まで運んでみて驚いた。塩素の香りがしたのだ。ちょうどそのとき、あんかけそばをオーダーした隣のお客のセリフが耳に入ってきた「おいしい!うちでは出せない味ねー!!」。

 

 私がそば屋にいくと、まずざるそばをオーダーしてみる。なぜなら、店の実力や姿勢がはっきりわかるからだ。イタリアンレストランでは「ペペロンチーノ」やトマトソースのみの「ナポリタン」、和食では「ご飯」と「味噌汁」、ラーメン店では何も乗せないただの「ラーメン」、ハンバーガ店では一番シンプルな「ハンバーガー」がこれに相当する。

 単純なものほど誤魔化しが効かず、品質がダイレクトに出る。メニューのボトム(ベース)がダメなら、それを発展したものは期待できない、そう考えていいだろう。

 上のそば屋の例でいえば、麺の水洗いに水道水を使っている点に問題がある。そばは繊細な香りが命。あんかけにしてしまうと塩素の香りがわかりずらい。誤魔化されてしまうというわけだ。

 

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