試乗記~日産 ALL NEWプリメーラ 20L セダン

試乗日:2001/2/12

ボディ・内装
 ボディスタイルはピシッとエッジを効かせながら大きな楕円を描き、終端で尖っている。全ての面がきれいにつながっている。このボディスタイルは斬新な印象を与える。セダンだけでなくワゴンもなかなかいい。ワゴンのスタイルは、良く見るレガシィのサルマネ路線と離れていて好感が持てる。

 

 デザインはエクステリアのみならず、インテリアにも共通しており、内外の統一感がある。
 オプションでエアロパーツが用意されているが、これを付けるとせっかくのボディスタイルが台無しになる。おそらく別のデザイナーによるものだろう。
 操作系はセンターに集中、統一されており、見やすく配置されたモニターと相まって、使い勝手は相当よさそうだ。但しスイッチの操作感は安っぽい。スイッチを押すと「ピッ」という音が出るが、インテリアに対し音が安っぽい。もっと高質感のある音が欲しいところ。音階を付けると操作が楽しくなりそうだ。

 センターに配置される3連メータは安っぽさはなく良くできている。しかし全体として大きな目玉を連想させ、いつもメータに見つめられているような感覚を覚える。これに嫌悪感を覚える人がいるかもしれない。
 センターメータのメリットに、メーターが遠くなることで老眼の目に負担がかからないことが挙げられる。お年寄りに優しい配慮だ。トヨタは「視線移動が少ない」という説明をしているが、目の前にあった方が視線移動が少ないのは自明だ。プリメーラのセンターメータにこれらの意図は無く、デザインを追求した結果のようだ。

 20Lには標準でDVDナビが付いてくるが、これはスカイラインに載るものとほぼ同じだ。
 交換不可能な純正オーディオの音質はクラス相応のレベルだが、フロントスピーカが下向きに付いているので高域が不足する。音にこだわる人は、オプションのホログラフィックサウンドシステムを付けるか、ツイータを別途追加することで、かなり改善できるだろう。

 空調の音はクラスの中では標準的で、内気循環にしても音が大きくならない。

走り
 エンジンはCVTとのマッチングが良く、スムースによく走り、音も静かだ。2.5Lのモデルがあるが、動力性能は2Lで十分に感じられる。
 ブレーキフィールは初期制動力がやや強めだが、このあたりは慣れる。
 ロードノイズ、室内の静粛性は、クラス中、最も静かな部類に入りそうだ。ステアリングフィールは素直でとてもいい。シフトフィールも安っぽさが無い。
 足回りはセッティングを煮詰められた、いいものを備えているようだ。やや固めのおかげでキビキビとした操舵感を得ていて、かつ乗り心地が犠牲になっていない。上質なステアフィールとあいまって、ハンドリングは高いレベルに仕上がっているようだ。但し、走りの総合的な質感は、ライバルのレガシィやインプレッサに一歩譲る。
総合
 斬新なスタイル、クリーンで効率のいい自然吸気エンジン+CVTの組み合わせ、未来の先進機能をサポートするなど、このクルマは、見る人に新しい時代を予感させる。

 

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