フェンダーミラーはどうして消えたのか

私が自動車学校で免許を取ったとき、教習車にはフェンダーミラーがついていた。ところが、最初のクルマを買うとき(1990年頃)にはフェンダミラーのクルマは市場から消えていた。どうして 消えてしまったのだろう。

 

フェンダーミラーのメリット

 フェンダーミラーには次のメリットがあった。

・死角が少ない
・車両感覚がつかみやすい
・視線移動が少なくなる
・助手席で地図帳を開かれたときミラーが隠れない

 自動車学校では、フェンダーミラーの目印なしにS字をクリアすることは難しかった。
 助手席で地図帳を開かれるとドアミラーが隠れてしまい、イライラすることが多かった(ナビが無かった時代、地図帳が頼りだった。長距離ドライブでは、助手席のパートナーに地図帳で道案内をしてもらうことが多かった)。

 

フェンダーミラーのデメリット

 デメリットは次の通り。

・停車中に歩行者や自転車が引っ掛けやすい
・角度調整が面倒

 自分が学生の頃、停車中のクルマの横をすり抜けるときミラーを引っ掛けた経験がある。電動ミラーが無かった時代なので、角度調整はいちいち車を降りて手で直す必要があった。

 

どうして消えたのか

 デザイン(スタイリング)のためという噂だけで、調べても確かな情報が出てこない。私は一時の流行が定着した結果ではないかと思う。つまりドアミラーにしたらその斬新さが受けて売れた。これをきっかけに、全部替わってしまった、というわけ。

 機能的にはフェンダーミラーの方がずっと優れているし、運転もしやすくなると思うのだが。

 

センターメーターと視線移動

 トヨタで次のようなセールストークをみかける。

 

「センターメータは、視線移動を少なくするための工夫です」

 

そんなわけでセンターメータが流行っているが。視線移動を問題にするなら真っ先に手を付ける場所はドアミラーではないか。ドアミラーの視線移動に比べたら、メータの視線移動など問題にならないくらい少ない。見る頻度もメータよりもドアミラーの方が多いだろうし、安全にもかかわることだ。

 センターメーターの現実は、従来とほとんど変わりないか、逆に視線移動を大きくしている。これも結局、メーカーが商売に都合いいように作った宣伝文句に違いない。

 

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