DOS/V アルミケースのウソとホント

 パーツ選定の中で難しいものの一つにPCケースの選定がある。機能的に立派でもデザインが破滅的に見える。技術はあっても、デザイン力がともなわない製造元が多いのだろう。

 

 ケースの色はブラック、アイボリー、シルバー、ホワイトパールなどさまざまで、ドライブベイに納めるコンポーネントと色のマッチングを考慮していない。フロントのLEDも最近では青色発光が流行っているが、PCだけ青色というのは異様に目立ち、他の機器と一緒に置いたとき違和感を生じる。これは結局、周囲との調和を考えずケースだけでデザインを考えた結果だろう。


 世間ではアルミケースがブームだが、アルミのメリットは軽いことだけ。鉄とアルミではヤング率、比重共に約3倍違う。同じ板厚の場合、剛性、騒音、振動のいずれも鉄に対しアルミが3倍劣る結果になる。

 アルミケースは放熱がいいと勘違いしている人も見られる。アルミの熱伝導率は鉄よりいいのは確かだが、ケースの放熱は主に換気によって行われるからケースの材質は関係しない。仮にファンの無い自冷式のケースとしても、数ミリ程度の板厚によって生じる熱抵抗は微々たる物で、材料の違いはほとんど関係してこない。

 アルミケースを買う理由があるとしたら、頻繁に持ち運びをするので出来るだけ軽くしたい、そんな用途しか思い当たらない。
 アルミのコストは高い。同じコストをかけるなら制振鋼板を使った方が、我々ユーザーにとってメリットが大きいに違いない。

 

<関連商品>
アルミ製のPCケース
制振材