こんな病院に行ってはならない~やぶ医者の見分け方

 私の実家の近くに、O医院という内科専門の個人医院がある。昔(私が子供の頃)よくお世話になっていた病院だ。亡くなった祖母がここに通っていて、薬を沢山もらっていた。しかし、ある日突然、不整脈があると言われ、検査したら手遅れだった。あれほど病院に通っていながら、どうして手遅れになるまで気が付かなかったのだろう。

 

 

 先日、久々に祖母が通っていたO医院にいく機会があった。建物は昔と違い見違えるほど立派で、広い駐車場を完備している。
 午前中は御老人でいっぱいでなかなか順番が回ってこない。内科なので風邪のお客さんがいて、せき込んでいる。しかし待合室には空気清浄機や換気らしき設備がない。

 受付と医局が一つに統合されていて、待合室とはガラスでぴっちり隔離されている。患者との接点は、窓口にある小さな窓だけ。1時間以上待ってやっと順番が回ってきた。

 

「どうされましたか」
「昨日からのどが痛くて、体がだるいんですけど。。」
「口をあけて。はい、次は前をあけて。・・・へんとう線が腫れてます。風邪です。」
「風邪薬一週間分、うがい薬と、念のために熱冷ましも出しておきますね。1週間後にまた来てください。お大事に。」

 

 診察時間は20秒くらいだった。へんとうを見た時間は一瞬。聴診器もペタペタペタ・・と当てただけ。当てて1秒は止めないと、音が聞けないのはないか。診察するフリをしただけのような気もする。
 医師が診断を下すと、すぐ追い出されてしまい相談をする隙もなかった。

 私はまた待合室に戻った。体がしんどいので早く帰って休みたいのだが、なかなか薬が出てこない。医局の中をのぞいてみると、1回一袋になるよう、わざわざ薬を調合して袋に梱包している。作業が非効率的でなかなか進捗しない。薬を受け取るまで、結局40分くらい待った。

 

 

 これと対照的な経験をしたことがある。腹痛が我慢できなくて、T内科に行ったときだ。

 

「はーい、おなかを見せてください」あっちこっち押したりさわってみて

「うーむ。どこも悪くなさそうですね。」
「大丈夫だと思いますので、しばらく様子を見てください」
「・・・・あれ、薬とかはもらえないんですか?」
「ええ、特に必要ないでしょう。」

 

 やたら薬を出さないと言う点においてO医院と対照的である。O医院は、とにかく薬を出す。御老人に人気があるのは薬をたくさんもらえる為かもしれない。

 T内科は、さわるだけで悪いところがわかるという評判の病院。薬をあまり出さないので患者が不安に思うくらいだ。
 その後の経緯は、先生の言った通り。腹痛は自然に治ってしまった。

 

沢山薬をくれる病院は、いい病院か

 医者から見ると、薬を出せば出すほど儲かるので、患者の口から出る言葉を参考に可能な限り多くの薬を出す。目の調子が悪いと言えば目の薬を、血圧に問題があれば血圧の薬を、神経が高ぶって眠れないと言えば鎮静剤を、風邪でのどが痛いとえいばうがい薬を・・・

 どうしてそのような状態になったのか、なぜ調子が悪くなったのか、ということについては、一切ふれず、とにかく患者の訴えに応じて薬を出すだけである。

 患者の側からみると、あれもこれもと薬をたくさんくれる方が気の利いた良い医者に見える。その結果、待合室に御老人があふれ、医者は老人を薬漬けにして、医療保険から可能な限りのお金を吸い取っている。医療保険が破綻すると言われるのも、もっともだ。

 

やぶ医者(医院)の特徴

 私の経験では、次のようだ。

  1. 薬をたくさん出す
  2. 老人に人気がある
  3. 待合室に二次感染を防ぐ設備がない
  4. 診察がきわめて短時間である
  5. 患者の話を直接聞かない(代わりに看護師がアレコレ聞くだけ)

 二次感染の予防措置はとても重要だ。病院に行ったら別の人の風邪をもらったという話を時々聞くが、これでは何のために病院に行ったのかわからない。

 患者の話を聞かないで、診察を短時間で済まそうとするのは、患者の回転を早くしたいから。こういう病院で原因はなんですかねと相談すると面倒くさそうな顔をする。

 先のO医院は最初はマジメに経営していたのかもしれない。しかし、たくさん薬を出して、回転を早くすれば、儲かることに気が付いたのだろう。個人開業医にしては立派な建物と広い駐車場も、そうして見ると納得できる。

 

薬漬けに注意

 いま病院に通院している高齢の方は、自分が薬漬けにされていないか考えて欲しい。歳を取れば身体機能が衰えていろいろ不調が出る。これは仕方のないことで、薬はその症状を緩和させることしかできない。薬は「毒」が多く、飲み続けると耐性ができてしまうことも。

 いくつもの医院に通い、薬をもらって回るヒマがあったら、旅行やレジャーを楽しんだほうがよくないか。本当に必要な薬以外は、辞退をお勧めしたい。

 

かかりつけ医がやぶ医者の場合に起こる悲劇

 かかりつけ医を持つことは重要だが、それがやぶ医者だと私の祖母のように薬漬けにされて、可能な限りお金を吸い取られた末あの世行き。なんて悲劇が起こりかねない。
 いまのかかりつけ医が上記(やぶ医者)に当てはまる場合は、すぐに変えることをお勧めしたい。

 

大きな病院は避ける

 総合病院や市民病院は、本来専門医療を行う機関。紹介状をもって行くところであって、一般診療で行くところではない。先生がたくさんいて当たりはずれがあるうえ、待ち時間も長い。研修医のオモチャにされてしまうこともある。

 

<参考購入先>
やぶ医者のつぶやき
ジェネリック医薬品
健康食品 高いものは避けるのが基本です