国産サイクロンはダイソンを超えられるか~コードがゼロ VC-M1X

VC-MX1

VC-MX1 (2002年) 出典:東芝HP

 東芝VC-M1Xを買ってみた。私にとって、初めてのサイクロンを利用したコードレス掃除機だった。
 取っ手がたくさん付いていて、小さく、軽く、持ち運びが楽。ただ、掃除機としての能力は落第だった。

 

 

初めての「なんちゃってサイクロン」

 この掃除機の吸引力が弱いことは、店頭で触って解っていた。しかしサイクロンがちゃんと機能して目詰まりしなければ、問題ないと考えていた。

 ところが実際使ってみると、サイクロンとは名ばかりで、単にゴミが回転しているだけ。気流が弱いため細かなゴミが遠心分離されず、排気フィルタがすぐ目詰まりした。
 それに、紙パックと違ってゴミが負圧で圧縮されないため、容器内がすぐにゴミで一杯になった。

 もともと吸引力に余裕がないから、ちょっとでも目詰まりすると吸引力が簡単に落ちる。紙パック式の掃除機がパックにゴミがいっぱいになるまでノーメンテで使えたのに対し、こちらは数回掃除するたびにゴミ捨てと目詰まりの解消が必要だった。

 サイクロンの気流を作るための整流羽根も問題がある。綿棒1本入っただけで簡単に機能停止。それでも使っていると綿棒にゴミが引っかかって詰まってしまった。

 

使えない付属品

 付属のスキマノズルやブラシも使いにくい。三段延長式のそれは継ぎ目のところにスキマがあり、吸引力が落ちてしまう。ブラシはこのスキマノズルの先端に取り付けないと使えないから、ほとんど使えなかった。

 「小さい」「軽い」という特徴は、騒音を犠牲にした結果だった。「強」運転時の耳障りな高周波音は、周囲に相当なストレスを与えるレベルにあった。

 

まとめ

 結局、この掃除機は、日頃から綺麗にしている家で、床の部分のゴミをちょと吸いたい、そんな用途にしか使えないものだった。

 但し本体が2.7kgという「軽さ」のメリットはあった。本体を持ちながら掃除をしても重さが苦にならない。クルマの中など、どこへでも簡単に持ち運びできる利便だけは評価できる。

 

<参考購入先>
サイクロン掃除機 いまやほとんどがダイソンのコピーになってしまいました

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