コンタクトオイルのテスト2

今回は各種コンタクトオイルの熱安定性と防錆についてしらべてみた。熱安定性は100℃前後で加熱を続け、6時間後の蒸発量を測定した。防錆は生釘を脱脂洗浄後、オイルを薄く塗って雨の当たらない屋外に2週間ほど暴露したものである。ニッケルメッキとは違うが、オイルによる空気や水分の遮断効果についてテストできる。

蒸発量の測定は設備がないと正確に測るのが難しく、おおよその傾向しかわからない。成績の良いものから挙げると、トップはフッ素オイルベースのHP-500と、エレクトロルーブである。この2つはかなり優秀で、熱をかけても粘度の変化が少ない。エレクトロルーブはどうやら、シリコン系のオイルが使われていると思われる。この温度におけるフッ素オイル自体の蒸発量は測定限界以下であり、まったく蒸発しないと言っても過言ではない。

2位は意外なことにSETTEN No.1である。スクワランオイルは熱により粘度が大きく変化してしまうが、上位の高性能オイルにくらべても蒸発量に遜色がない。

3位はαオレフィンベースの接点復活王で、2位にくらべると若干落ちる。最も悪かったのはCRCで、加熱を開始するとあっというまに70%以上が蒸散、あとに粘度の高い残留物が残る。

kugi1 kugi2

防錆効果の結果は写真の通り。上は新品の状態で、下が2週間後の状態である。塗布したオイルはサンプル左から、
未処理、コンタクトZ、エレクトロルーブ、接点復活王、SETTEN No.1、HP-500、CRC
となっている。右の2つ以外は未処理品とほとんど同じといっていい。HP-500はグリースなので、皮膜が厚いのが幸いして多少錆が少ない。CRCは防錆剤が配合されており、その効果が現れている。
このテストからわかったことは、たとえ油を塗ってあっても錆びに対してはほとんど無防備なことと、防錆剤配合の必要性である。

 

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