コンタクトオイルのテスト2~オイルは錆止にならない!?

 前回集めたコンタクトオイル5種(エレクトロルーブ、接点復活王、SETTEN No.1、HP-500、CRC)の加熱による蒸発量と防錆効果について調べてみた。

 

蒸発量の結果

 20℃で放置すると時間がかかりすぎるので、100℃で加熱を続けて蒸発を加速させ、重さの変化を測定した。

1位 HP-500、エレクトロルーブ

 この2つは熱をかけても粘度の変化が少ない。エレクトロルーブのベースはシリコンオイルらしい。HP-500はフッ素オイルベースなので蒸発量はとても少ない。

2位 スクワランオイル(SETTEN No.1)

 加熱すると粘度が大きく低下するので2位とした。

3位 接点復活王

 ベースはポリαオレフィン。スプレータイプのため揮発成分を多く含む。液状タイプではもっと上位になると思われる。

4位 CRC

 加熱を開始するとあっというまに70%以上が蒸散し、あとに粘度の高い残留物が残った。

 

 スプレータイプのものは揮発成分を含む場合がある。時間が経つと消えて無くなるように見えるのはそのため。

 

防錆効果の結果

 生釘を脱脂洗浄後、オイルを薄く塗って雨の当たらない屋外に2週間ほど暴露した。

kugi1 kugi2


 上は新品の状態で、下が2週間後。塗布したオイルは左から、

未処理、HBの鉛筆、エレクトロルーブ、接点復活王、SETTEN No.1、HP-500、CRC

 右2つ(HP-500、CRC)以外は未処理品とほとんど同じ。HP-500はグリース。厚い皮膜が作れるためか、錆が少ない。CRCは防錆剤が配合されているので、その効果が結果に現れている。

 

結論~オイルを塗っても錆びる

 今回のテストで重要なことが一つわかった。防錆剤を配合していないオイルは、錆び止めにならないことだ。

 鉄の表面には水分がついている。オイル自体、水分を含む物質だから錆びて当然。オイルが錆止めになるという話は、防錆剤入りのオイルを使った場合のことだt。

 

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