コケだらけになってしまった水槽を復活させるには

どんなに努力してもコケが一向に減らない場合がある。これまで、一度コケをはびこらせてしまうと、復旧はかなり難しかった。コケを取る方法について、過去に木酢液を使う方法過酸化水素水を使う方法をそれぞれ紹介したが、前者はコケの付いた部分を水槽から取り出さなければならず、水槽内のコケを完全になくすことは難しかった。後者はこれができるが、過酸化水素の投入による弊害が心配された。

 水草を取り出すことなく、過酸化水素を投入することなく、水槽にはびこるコケを一掃する方法がある。それは、極端な照明時間の制限だ。具体的には、次のように行う。

  1. 照明を常時OFFとし、水槽を暗い場所に設置する、あるいは光が通らないよう、水槽をカバーで覆う。
  2. エサは2日に1度とし、エサをやる10分前に照明を点灯、エサを与えたら、完全に食べきったのを確認してすぐに消灯する。エサの回数が少ないからといってたくさん与えてはならない。
  3. コケが全滅したら、1/2換水を行い、照明をいつも通りの点灯時間に戻す。換水の時にプロホースを使って枯れたコケの残骸や低床に溜まった糞等を取り除く。
  4. 以後2週間は水替えの頻度をあげる。

 この方法は、水草よりコケの方が光量不足に弱い性質を利用している。コケが全滅するには、通常1~2週間程度かかるが、時間をかければ確実にコケはなくなる。しかし、パールグラスやグロッソなど光量不足に弱い水草は、同時に枯れてしまう。これを枯らしたくない場合は、水槽から取り出して屋外でしばらく水耕栽培するしかない。
 コケの全滅後、換水の頻度を上げるのは、枯れたコケから放出された栄養塩類を除去するためである。これをやらないと、またコケがはびこってしまう。
(上記の方法で、水草が枯れてしまっても、当方は責任を負いません。あくまで、自己責任で実施してください。)

 

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