コケだらけになってしまった水槽を復活させる

 どんなに努力してもコケが一向に減らないことがある。これまで、一度コケをはびこらせてしまうと、復旧はかなり難しかったが、これを一掃する方法がある。

 

 以前、コケを取る方法として、木酢液を使う方法[1]と過酸化水素水を使う方法[2]をご紹介した。

 前者はコケの付いた部分を水槽から取り出さなければならず、水槽内のコケを完全になくすことは難しかった。後者はこれができるが、過酸化水素の投入による弊害が心配された。

 薬品を使わず、コケを一掃する方法が一つだけある。それは、極端な照明時間の制限だ。

 具体的には、次のように行う。

 

  1. 照明を常時OFFとし、水槽を暗い場所に設置する、あるいは光が通らないよう、水槽を遮光できるカバーで覆う。
  2. エサは2日に1度とし、エサをやる10分前に照明を点灯して少量のエサを与える。完全に食べきったのを確認して消灯する。
  3. コケは光が無ければ生きていけない。ほどなくコケが全滅したら、1/2換水を行い、照明をいつも通りの点灯時間に戻す。換水の時にプロホースを使って枯れたコケの残骸や低床に溜まった糞等を取り除く。
  4. 以後2週間は水替えの頻度をあげる。

 

 この方法は、水草よりコケの方が光量不足に弱い性質を利用している。コケが全滅するには、通常1~2週間程度かかるが、時間をかければ確実にコケはなくなる。

 パールグラスやグロッソなど光量不足に弱い水草は、同時に枯れてしまう。これを枯らしたくない場合は、水槽から取り出して屋外でしばらく水耕栽培することを検討してほしい。

 コケの全滅後、換水の頻度を上げるのは、枯れたコケから放出された栄養塩類を除去するため。これをやらないと、またコケがはびこってしまう。
(上記の方法で、水草が枯れてしまっても、当方は責任を負いません。あくまで、自己責任で実施してください。)

 

<関連商品>
コケ対策の商品 薬品で何とかなるものではありません

<関連記事>
コケ対策
1.水草に付いてしまったコケを取る方法
2.過酸化水素水でコケを退治する