コンタクトオイルのテスト4~これまでの評価まとめ

 これまでの実験と調査の結果を一度まとめてみた。

コンタクトオイルの評価

オイルの種類 ベースオイル 防錆 安定性 腐食 潤滑 濡れ(流失)
CRC 鉱油 × × ◎(×)
接点復活王 ポリαオレフィン × ◎(×)
エレクトロルーブ 2AX シリコン? × ◎(×)
SETTEN No.1 スクワラン × 〇(△)
Rational001 フッ素 △(◎)

 

 「防錆」はコンタクトオイルにとって重要になる。精製されたオイルに防錆作用は無く、コンタクトオイルでは防錆剤の配合が不可欠といえる。

 「安定性」は蒸発や酸化、劣化のしにくさを評価したもので、フッ素オイルは半永久的に劣化しない。蒸発のしやすさは粘度に反比例する性質がある。

 「腐食」は銅板、ゴム、プラスチックに対する悪影響を評価したもの。シリコンオイルは接点に障害が発生する場合がある。シリコンオイルはゴムに良く浸透し膨潤させることが知られている。

 「潤滑」は粘度に比例するほか、モリブデンやPTFEなどの潤滑剤の添加で向上できる。SETTEN No.1には「カーボンコーテッドダイヤ」という導電性の粉末を含むが、これは研磨剤になる可能性がある。

 「濡れ」は表面張力に関係深い物性。塗れ性が悪いオイルは薄く塗り伸ばしても集まってしまう。濡れ性◎でも粘度が低いオイルはべたっと薄く広がり、流失しやすい(いつの間にか見えなくなる)。塗れ性が高く粘度の高いオイルが理想といえる。

 

<参考購入先>
Rational001s フッ素オイルベースのコンタクトオイル。Rational001の改良タイプです
Rational003 コストパフォーマンスに優れたコンタクトオイルです

<関連記事>
コンタクトオイル関連記事一覧