目覚まし時計選び-狂いまくる電波時計

最近目覚まし時計を新調しようと思ってリサーチしてみたら、困ったことにデジタル表示のものは電波時計ばかりで、従来多く見られたスタンドアロンで動くデジタル式の時計がほとんどない。電波時計は信頼性に問題があって、目覚まし時計には適さない側面がある。

 目覚まし時計として必要な要件をまとめると、次のようだ。

1.時計の狂いが少ないこと
2.設定したら必ず鳴ること(スヌース付が望ましい)
3.アラームのセットがしやすいこと

 1,2は信頼性に関するもので、現代社会では朝の目覚めの遅れは自己の社会的立場に深刻なダメージをもたらす。したがって、目覚まし時計はそのリスクに見合うだけの信頼性の高いものを準備しなければならない。

 最近電波時計が多いが、電波時計の最大の問題は、全くデタラメな時刻を表示することがある点である。これは、鉄筋住居等受信の悪い環境で起こりやすい。M社の初期の電波時計を使っていた頃、散々これに悩まされた。最近ではかなり改良されているが、電波状況の悪い売場に並んでいる電波時計をみると、時刻や日付がバラバラである。電波時計は通常、電波を受信できないときはスタンドアロンで動作するのだが、電波状況が中途半端なときは誤作動する可能性がある。

 この問題を改善するには、受信前の時刻を記憶しておき、受信後の時刻と比較して大幅にずれている場合は時刻の更新をやめるようにすればいい。強制受信のときは、この機能は働かなくすることで初期設定が可能である。そのほか、クオーツ時計を2個内蔵していて、片方を完全なスタンドアロン動作とし、これを基準に大きなずれのチェックをすれば、より確実である。しかし、残念ながら、このような時計はないようだ。

 誤動作の少ない電波時計を見つける方法がある。バラバラの時刻が表示が出ている売り場の商品の中から、正しい時刻を刻んでいるものを選ぶのだ。このような電波状況が悪い売り場で誤動作していないものは、家庭でもマトモに動くことが多い。

 電波時計の精度は確かに高いが、目覚まし時計として見たとき、時刻表示を電波に依存している点が問題である。置き時計としてはさして問題ないが、時刻の妥当性をあらかじめ確認できない朝の目覚しには、使うことができない。  そもそも、目覚まし時計に電波時計のほどの絶対精度は不要である。時刻の精度は、スタンドアロンで動くクオーツ式時計で十分だし、電池交換さえ気を付けていれば、大幅に狂うこともない。

 電波時計でなくても、アラームセットが機械式、すなわち指針式や回転ドラム式のものや、モータ駆動でベルを叩くような機構は、数年で接点や駆動モータが劣化して、所定の時刻になっても時々鳴らないという事故が起こる。

 たとえアラーム機能が正常でも、針で表示するアナログ式のものは、針を駆動するためのステッピングモータが、やはり数年でイカれてしまい、長持ちしないように作られていることが多い。カレンダーのようにペラペラ数字がめくれるような機構の時計も、カレンダーをめくる為の機構が次第にダメになって時刻が合わなくなってしまう。

 目覚まし時計の信頼性を求める場合、機械的な可動部の出来るだけないものを選ぶことがポイントとなる。液晶表示のオールデジタル式時計を使えば、このようなトラブルとは無縁であり、目覚まし時計にはこのようなものがふさわしい。

 そのほかのポイントとしては、アラームの表示が見やすく、アラームセットのボタンが大きく前面に出ていて、これを上下するだけでアラームの時刻が合わせられるものが使いやすい。  スライドスイッチをアラームセットの位置にしないと設定できなかったり、時と分の桁を別々にあわせないといけないようなものは使いにくいし、スイッチの故障が心配される。

 

<参考購入先>
電波式目覚まし時計 目覚ましはデジタル表示+電子アラームがお勧め。最近ではとんでもない時間を指すものは見なくなりました