アルカリ電池の恐怖

 その昔、電池といえばマンガン電池の黒ラベルと赤ラベルが一般的だった。最近の売り場はアルカリ電池一色になっている。アルカリ電池が増えたのはデジカメ普及のせいかもしれない。

 

 アルカリ電池の値段は昔に比べると驚くほど安い。高性能なアルカリ電池が安く手に入るようになったが、アルカリ電池には液漏れしやすい欠点がある。

 電池をよく観察すると、賞味期限が印刷されている。アルカリ電池の賞味期限は短いので、電池を買うときはこの期限を見て出来るだけ先のものを買う必要がある。これはスーパーで出来るだけ新鮮な食品を求める行動と同じだ。

 

 アルカリ電池を買ったら素早く消費し、空になったらすぐ取り出すようにする。電池が残っていても賞味期限内に機器から取り出してしまえば問題ない。入れっぱなしにして忘れていると、必ずと言っていいほど液漏れして機器を傷める。電極の腐食だけで済む場合もあるが、発見が遅れると機器に深刻なダメージを与えて修理不能になる。

 電極が多少腐食した程度のであれば回復させることができる。薬局で塩酸を買ってきて(サンポールでもよい)、綿棒で腐食した電極を丁寧にこすれば綺麗に復活する。仕上げにコンタクトオイル(Rational003)を塗っておくと完璧。プリント板まで逝ってしまったものは修理不能。買い換えるしかない。

 液漏れはマンガン電池やニッカド電池など、すべての化学電池で起こりうるが、マンガン電池は液漏れに比較的強く、液漏れ保証をつけた商品も見かける。リモコンや時計等、消費電力が少なく長く電池交換しない機器にはマンガン電池を使うことで液漏れのリスクを低減できる。

 最近はマンガン電池を置いていない売り場が多いようだ。これは機器を積極的に傷めて買い換え需要を喚起するたではないかと勘ぐってしまう。液漏れについて安心を求めるとニッケル水素電池がある。乾電池より電圧が低めなので注意したい。

 

<参考購入先>
エボルタ 進化したアルカリ電池。液漏れのリスクが少く安心して使えます
エネループ 進化したニッケル水素電池。メモリー効果を気にせず使えます

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