ハイブリッドを買うと30万円の損をする

 ハイブリッドカーの鬼門は、電池交換。これを一度やるとと、これまで節約してきた燃料代が吹き飛び、ガソリン車より出費が増える。電池は必ず寿命がくるから、いずれ交換しなければならない。

 なので、この手のクルマを買ったら、電池が寿命になる前に手放すことになる。そうしなければ、ハイブリッドに乗ってきた意味がなくなる。

 

 トヨタでは電池の保証を5年10万キロとしているから、これが一つの買い換え時期の目安となる。つまり、ハイブリッドカーの賞味期限はメーカの電池保証期間で決まり、それをすぎると低燃費クルマとしての魅力が尽きる、使い捨てクルマと考えていい。

 ハイブリッドは一般ガソリン車よりも車両本体価格が高い。これがだいたい、40万円(本体価格差、購入値引率、税法優遇、補助金等を入れて)。これをもとに経済性を試算すると次のようになる。

 

ハイブリッド買って5年で乗り替えると30万円の赤字

(燃費向上によるガソリン代の節約は10万円)

15年乗ってやっとトントン。しかし電池の交換費用で30万円の赤字

一般ガソリン車=燃費12km/L、走行1万キロ/年。ハイブリッド車=燃費17km/L、一般ガソリン車に対する車両本体価格上昇分を40万円(本体価格差、購入値引率、税法優遇、補助金等を考慮)、電池交換費用15万円/回として試算。

(2017/9追記)
 ハイブリッドの価格が安くなり、電池の寿命も延び、燃費も良くなってきました。ガソリン車との価格差30万円とすると、ガソリン車とハイブリッドの実燃費の差が 6km/L あれば10年でトントンになります。

 

 クルマを手放した後、新たにクルマを買えば大きな出費になる。最初から5年で乗り換えるつもりの人なら問題ないが、同じクルマを10年は乗りたいと考える人にとって、5年をすぎると買い換え圧力が増してくるハイブリッドを選択するのは間違いである。

 そんな実態を知らずにハイブリッドを買ってた人は、突然電池の寿命が来て、高額な交換費用を支払って乗り続けるか、クルマを手放すかの選択を迫られるハメになる。自費による電池交換を経験した人は、もう二度とハイブリッドは買わないだろう。

 しかし、これまでプリウスを買って高額な電池交換費用を支払ったという話を聞かない。どうやら、電池交換が必要になった場合、全額メーカが自己負担してきたようだ。これは、ハイブリッドのイメージを崩さないための戦略かもしれない。

 

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