金メッキは錆びる~その2

前回の記事はこちら。これまで私は、金メッキされたケーブルや端子で錆びないものを見たことがない。WBTは高品質がウリで、金メッキも3層になっているという。これがもし錆びないとすると、大したものである。そこで、それを検証するため屋外暴露試験をしてみた。
サンプルは2種類用意し、片方には金メッキに対する防錆効果を検証するため、Rational001を塗布した。暴露期間は、11/29からちょうど3週間である。本当はもう少し時間をかけるつもりだったが、錆が認められたため一度調べてみることにした。下は、その結果の写真である。

wbtsabi1WBT-0147の未処理品
(3週間屋外暴露の結果)

 

wbtsabi2WBT-0147のコンタクトオイル(Rarional001)塗布品
(3週間屋外暴露の結果)

 

toubai1WBT-0147の未処理品 部分拡大

 

toubai2WBT-0147のRarional001塗布品 部分拡大

 未処理品は遠くから見ると粉を吹いたような感じで錆びが発生していることがわかる。拡大してみると、ブツブツした瘢痕模様が見える。金はもちろん錆びないから、これはメッキの表面に存在するピンホールが原因で下地が錆びている(下地が腐食する際にガスが発生し、これが抜けるとき金メッキがはがれてブツブツ模様が出来る)。

金メッキのピンホールを減らすには、少なくとも0.5ミクロン以上のメッキ厚が必要なことが知られている。それでも、完璧に無くすことは困難である。そこで封孔処理が必要になるわけだが、オーディオ用に売られているプラグは、そこまで考えられていないようだ。
WBTのコネクタは3層メッキというが、メッキ厚はどのくらいあるのか、不明である。WBTには5層メッキ品もあるが、メッキ厚が不明では検討候補にならない。

 

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