ピンケーブルの選び方3~理想のピンケーブルを作る

 前回の記事でピンケーブルのプラグとケーブルを選んだ。その結果、カナレのプラグF-09に、カナレのGS6もしくはアンテナケーブルS4CFBの組み合わせがベストという結論を得た。今回はこれを実際に作ってみる。

 

  まずは、パーツ番号を次のように決める。

Rational 030A = F-09 + GS-6
Rational 030B = F-09 + S4CFB

 カナレF-09は、ピンプラグに求められる多くの特性を満足する唯一の存在。S4CFBにはカナレ版(L-4CFB)があり、若干性能が良いが100m単位の販売なので、個人自作向けではS4CFBが良いだろう。

 このケーブルの特性評価表は次のようになる。

表1.Rational030 評価表

要件 Rational 030A
(F-09 + GS-6)
Rational 030B
(F-09 + S4CFB)
コードやプラグが軽量にできている
はめあい精度に優れなめらかに挿入できる
メス部の内面がなめらかで相手に傷を付けない
コードがしなやかで容易に曲がる
品質の良いメッキがしてある
メス部が分割されている
シールド性に優れノイズが乗りにくい
導体がメッキされており経年変化が少ない
値段が安い ◎(千円程度) ◎(千円程度)

 

 写真はRational 030A の製作例。

rational003_c

 

 なお、運用の際はコンタクトの防錆、潤滑に、Rational003を塗っておくとよい。

 これ以上のケーブルは、おそらく無い。ケーブルに音の付加価値を求めてはならない。ケーブルを買い換えてきた人は、これを作って終わりにしたい。ケーブル周りの悩みは早く忘れて、音楽を聴くことに専念してほしい。

 

<参考購入先>
CANARE(カナレ) F-09
カナレ GS6

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