レガシィのレイアウトは合理的か

現行のレガシィのラインナップを見ると、すべてAWD(4WD)付きである。レガシィが高価で重いのは、この4WDを構成するためのシャフトやデフが原因だ。これによる価格や重量のプラスαは、2WDを持つインプレッサのラインナップで差をみればわかる。

4WDシステムの重量と駆動ロスは、燃費に悪影響を及ぼす。とある評論家が、「水平対向+4WDは世界で唯一無二のレイアウト」と論評してきたせいか、それを単純に有り難たがる人は未だ多い。「唯一無二」はその通りかもしれないが、それが本当に合理的に優れているか、ということとは別である。

4WDがそんなにいい物なら、どのメーカも必死で研究開発を行い、ほとんどのクルマに乗せてくるだろう。そうしないのは、マネできないからではなくて、合理的でない、つまり経済性を犠牲にするほどのメリットがないからだ。普段ドライなアスファルト路面しか走らない人には、ほとんど無駄な機構といえる。この機構がメリットを発揮するのは、レースか、雪道などの低μ路を走行するときだけである。

レガシィには「水平対向エンジン」という特徴がある。これも最近、排気干渉を改良したら、個性と思われていたバサバサいう音が消えてしまい、特徴は低重心化や4WD化に有利ということだけになってしまった。レガシィのエンジンはショートストローク形で低回転トルクが細い傾向にあるが、2.5Lだけは低回転トルクが豊富でとても乗りやすかった※。
しかし今ではその2.5Lもカタログから消えてしまい、一部の信者だけが好むラインナップになりつつある。今は燃費の時代だから、4WDだけに頼っていると、将来行き詰まるかもしれない。

※1気筒当たり625ccだから、このエンジンは1気筒がほぼ軽自動車1台分に相当する。

 

<参考購入先>
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