保険会社は自分の味方ではない~契約者が泣きを見る自動車保険の実態

 自動車に乗っていれば、誰でも一度くらい保険のお世話になるだろう。今では外資系の保険会社と契約できる。
 外資系と日本系には大きな違いがある。日本の保険会社は「顧客の立場に立ったサービスを提供していない」ことで共通する。この傾向は会社が大きいほど強いようだ。

 

 私が最初のクルマを買ったとき契約したのは、日本の大手損保「東京海上」だった。契約時には「大きい会社にしておけば安心」くらいの考えしかなかった。ところが実際お世話になった結果は、一方的な保証内容の押し付けと、最悪の手抜き修理だった。
 示談交渉サービスは名ばかりで、交渉らしいことは何もしなかった。保険手続のための連絡を契約者に代わってする。これを「示談交渉サービス」と呼ぶようであった。板金修理を任せたら、水性塗料を吹付けただけ。焼付もミガキもなかった。細かいデコボコの仕上がりで、塗装が柔らかくワックスをかけて拭取ると雑巾に塗料がつく有様だった。

 結局この保険会社では、保険の支払額を抑える(できるだけ安くあげる)ことが第一で、顧客は二の次であるように感じられた。私が「東京海上」と名の付く保証会社と契約することは、一生ないだろう。

 

 東京海上と対照的だったのが、外資系の保険会社である。このとき私は被害者で、保険会社の担当者と直接相手をしたが、とても手強かった。すぐ電話がかかってきて、相手から一報もないうちに、ああしましょう、こうしましょう、と言ってくる。「まだ相手から連絡が無いのに、保険会社と話をする気はない。順番がおかしいじゃないか」というと、「それなら代車も出せないし修理もしない」と言うのだ。

 外資系保険会社は、対応が担当の評価に繋がる仕組みがあるのか、少なくとも顧客の立場に立った対応をする。顧客にできるだけ負担を掛けず(直接連絡を取らせないようにして)、自発的に動くのが特徴だ。これに素人が相手をするのは大変で、ほとんどの相手方は保険会社の言いなりになってしまうだろう。
 外資系保険会社は、相手にすると手強いが、自分が契約者であれば、頼もしいパートナーになる、そう思った。

 

 国内の大手保険会社は横並びで同じ問題を抱えているとみてよい。個人が自動車保険で泣きを見ないためには

大きい保険会社とは契約しないこと

が重要だ。それと、事故した相手の保険会社が提示する条件に納得いかない場合は

自分で費用を立て替えて、相手に直接請求する

と言えばいい。これによって、最大限の要求を通すことができる。なぜなら、保険会社は契約者が勝手に保障内容を決めたり、契約者に直接請求が行くのを一番嫌うからだ。

 

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