試乗記~スバル レガシィ 2.0GT spec.B 5AT(TA-BP5)

試乗日:2006/4/1

ボディ・内装
 外観のアイデンティティは健在。内装のインパネやダッシュボード、メータ周りのデザインは相変わらずで、最近のクルマと比較するとかなり見劣りする。シートのホールドはいい方だがツヤのあるナイロン地は安っぽく感じる。
 各種操作系のタッチはクラス相応、空調の音も相応といえる。ドアの閉まり音はスバルの車種に共通してなかなかよい。
 プレミアムサウンドシステムはレガシィ専用に音響設計をした形跡が無く、社外オーディオをそのまま取り付けただけとみられる。
走り
 ATでは低回転トルクの欠点が目立たずタコの針はスムースに上昇、加速する。カタログ上トルクは2400回転でピークに達するが実際の加速は3000回転から。ターボラグははっきり感じられアクセルを踏み足してから2秒くらいで所定の出力に到達する感じ。
 排気干渉が消されたボクサーエンジンのフィールは平凡で特徴が無く、最近の良くできた直4と比べると音色にざらつきがあり振動も大きめ。
 ロードノイズもやや大きめで、最近の基準からすると静粛性に欠ける。
 1.4トンを超えるボディはやはり重たく感じる。慣性の大きさをパワーで補うことはできない。
 ステアリングフィールは軽く接地感が薄い。ブレーキフィールもスポンジーで今ひとつである。
総合
 レガシィは最近売れなくなったと聞く。クラス不相応に高い値付けに問題がるのかもしれない。昔はこれを「プレミアム」として顧客を納得させることができたが、現在ではライバルが進化して相対的に魅力が薄れてしまった。
 特にレガシィのGT系は、ターボラグを強く感じるエンジンフィールや走りの質感からいって、とてもプレミアムと呼べる内容ではない。レガシィはよくBMWと比較されたが、最近の3シリーズとは比較対象にもならない。
 レガシィは何度かFMCを繰り返してきているが、それはフロントのデザインなど見た目や装備が主体だった。外見を新しくできても、エンジンなどの中身が変わらないままでは、古くなるのは必然かもしれない。
 レガシィはもともと走りの質感を高め、感性にプレミアムを付けて高く売る戦略ではなかったか。4WDはその要素の一つだったが、いまや値段を高くして燃費を悪くするだけの機構になってしまった。

 

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