ナビ選びの落とし穴~まともな社外ナビはあるか

10年前のナビには多くの課題があったが、今ではほとんど改善され、性能的に問題がなくなった。最近のナビは必要のない付帯機能やリアリティ向上のため無駄に情報量を増やす傾向があり、そこに目が行きがちだが、ナビは次の点を押さえおく必要がある。

  1. VICSが問題なく使えること
  2. ジャイロを備えていること
  3. 地図の更新が容易(DVDディスク式であること)
  4. 使い勝手が良いこと

1について、VICSはナビを活用する上で大切な機能の一つである。ところが、社外品のVICSは入りが悪いことが多い。これは、これは、多くの購入者がVICSやFMアンテナを「オマケ」程度にしか考えていないこと、付属アンテナは感度不足やノイズの影響で十分な性能を得にくい為である。これはブースター付きの分配機※を使ってクルマのアンテナから分岐することで改善可能だ。実際にはそれでも十分とは言えず、十分な受信感度を得ようと思ったら、専用アンテナを複数使ったFMダイバーシティのシステムを組まなくてはならない。
booster ※ブースターの性能は価格に比例する。安いものはシールドが無かったり、アンプの自己雑音が大きかったりして満足な性能が得られないことが多い。
 ブースターは増幅度の高いアンプを内蔵しているためノイズに敏感だ。電線や本体に触れることで影響を受ける場合は、シールドを追加するとよい。写真はブースターの予算をケチったためシールドが必要になったケース。あらかじめアース線をハンダ付けした粘着付き銅板(0.1t)を現物に合わせて折り曲げる。銅板は分割せず1枚で完成させる(分割するとそれぞれにアース線をハンダ付けする必要があり面倒だ)。ブースターに付いている入力ケーブルの品質が良くない場合は、そこも覆う必要がある。


 2について、ナビを運用するには、第一に自車位置を正確に示さなければならない。ジャイロはそのために必要不可欠な機能であり、ポータブルナビでは必須のオプションである。
3について、最近のナビはHDDを内蔵する物が増えたが、DOS/Vパーツの世界ではHDDは消耗品というのが常識で、このようなデリケートな記録媒体を過酷な環境にさらされる車載で使うこと自体疑問である。

4について、ポイントを整理すると次の通りだ。

  • ディスプレイ周囲の枠に細々したボタンが沢山付いていないこと。
  • ルートガイドをスタートする前に確認ボタンの入力を要求してこないこと。
  • 高速道路に乗ったら自動的にハイウエイモードに切り替わること。
  • 走行軌跡の記憶ドット数を設定出来ること。

操作性をチェックする場合は、運転中の操作、すなわち、視線をそらしたり、ボタン操作がしずらい状況を想定してみることが必要だ。これはボタンやメニューが見やすく配置されていることはもちろん、アクセスする回数、機会が少ないことが何よりも大切である。ディスプレイ周囲の枠に細々したボタンや異形ボタンが沢山付いているものは、わかりずらい物が多いので要注意だ。

ナビを選ぶときは必ず、 「目的地を検索して、そこに行くためのルートガイドをスタートさせる」 操作をやってみる。これは最も頻繁に行う操作だから、これが簡単に素早く出来ることが大切だ。その際、目的地をセットするだけで、あとは勝手にルート検索してガイドスタートするものがよい。ガイドのスタート時に確認ボタンを押さないと進まないものは、最後までリモコンを手放すことができない。
目的地の検索はタッチパネルが便利だ。しかし、いざ取り付けてみると画面が奥に引込んでしまい指先で突くようなアクセスしかできなかったり、自分のこぶしで画面が隠れてしまう場合がある。運転席に座って事前に確認しておくことが大切である。

道路の見せ方は3Dや衛星写真を駆使するなど凝ったものが多いが、一番見やすいのは、やはり地図を上から見ただけの平面図である。凝った3D画面や衛星写真が見えることは、選定のうえで考慮する必要はない。高速道路ではPA,SA,IC,JCなどの距離表示ができる「ハイウェイモード」がチェックポイントだ。高速走行時には特に視線をそらしにくいので、ハイウェイモードに自動的に切り替わり、かつ表示が見やすいことが重要である。

最近のクルマにはメーカオプションでナビが付くことが多くなった。社外品を買えば確かに安いが、私は次の理由でメーカオプションを推奨したい。

  1. 一体感があり余計な配線やアンテナが付かない。
  2. VICSが問題なく受信できる。

最近のナビは配線がゴチャゴチャするが、メーカオプションではこれがない。また、性能を保証されたアンテナからVICSを分配するため、受信に支障が出にくいのもメリットだ。  デメリットは、走行中TVが見れるよう改造できないこと、クルマを買い換えたとき取り外しや載せ替えが出来ないことが挙げられる。後者については、ナビは年々新しくなっているので、5年使えば十分だろう。

ポータブルナビなら社外品を買うメリットがある。自宅で旅行プランを立てられるのはやはり便利だ。ポータブルナビを使う場合は「インダッシュスタンド」が用意されている物を選ぶ。これがないと画面がグラつくし、配線が目障りになってしまう。
我が家にはパナソニックのデルナビがあり、もう7年になる。CDナビ&ポータブルということで機能面の心配があったが、気になる点はなく現在でも十分役に立っている。未だ現役なのは、最新の地図ソフトが入手できるからにほかならない。ナビの使い勝手はソフトで決まる。この点、デルナビのソフトは良くできているので、将来買う機会があれば次もパナソニックにしようと考えている。

 

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