国家の品格と日本の住宅の良さ

「国家の品格」という本がベストセラーになっている。「日本とその文化は世界に誇れるんだ」いうことを論理的に説明したもので、読めば誰でも気分良くなるところにベストセラーの秘密があるのかもしれない。
現在、しばらく休止していたマイホームの検討を再開しているが、考えてみると現在住宅メーカが提案している新築の間取りは洋式が主流で、中には、完全洋式の輸入住宅もある。「国家の品格」を読んでしまうと、日本人が洋式に合わせて生活するのがおかしく思えてくるから不思議だ。

私の実家は昭和30年代に建てられた木造だが、掘りごたつがあって食事も談話も一つのテーブルを囲んで全員が座る形であり、そこに家族の「和」があったように思う。
ところが今は、食事はダイニングのテーブルで、談話はリビングの応接セットで、寝るのは寝室のベッドで、というのが今の標準的な日本人の生活スタイルらしい。狭い土地に小さな家を建て、その中をさらに細かく仕切ってこういう場を用意するのは、あまり適当な設計といえないように思うのだが。

日本文化、「和」とは何だろう。こういったものは、日常生活で意識されず、ほとんど忘れさられているような気がする。

私は最初、マイホームは日当たりの悪いところを選んで立方体の建物を建て、「ボーグキューブ」に見立てるのが理想と考えていた。しかし今は、「和」というものを、マイホームに取り入れていこうと考えている。

 

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