Core2Duo乗り換えの落とし穴

従来、IntelのCPUは性能、事業戦略共に疑問が多かったが、ようやくまともな物が出た。Core2Duoは、現時点でベストな選択といえよう。64bit環境で若干問題あるようだが、大規模FEM計算をしない一般ユーザは関係ない話である。

今年の年末商戦に向けて登場のタイミングもベストであり、Intelは相当の売り上げを見込んでいるだろう。ただ、問題がないわけでもない。

DOS/Vパーツの業界は、規格をコロコロ変えて、下位互換を切り捨てる事で買い換え需要を喚起してきた。Intelが一番欲しいのは、AMDの顧客だろう。しかし、AMDからの乗り換えを想定すると、そこに多額の投資が発生してしまう。

例えば私の環境は2年前のAthlon64だから、乗り換え重要顧客である。しかし、Socket754,DDR,ATA,AGPという環境だから、Core2Duoににするためには、マザーからメモリ、グラボ、HDDまで一新しなければならない。ざっと計算したところ、10万円である。

Core2Duoがどんなに良くても、10万出すメリットがあるかといえば、答えはノーだ。総入れ替えに近い投資をするなら、「DirectX10が標準になり、AMDの対抗馬を見てからじっくり考えよう」となってしまう。そんな人も多いのではないだろうか。

とはいえ、次期VistaにはDirectX9cが必用だ。珍しくAGPグラボの新機種が出て人気を博しているが、これは現行の環境を生かしつつ、とりあえず最新ゲーム、およびVistaが動ける環境を用意したいといったニーズにマッチして売れているのだろう。

 

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