Vista移植の苦難

Vista登場を控えて手持ちのアプリをVista対応に書き直している。Vistaに対応にするためには多くの壁があり、簡単でない。

最初に直面する問題は、環境設定を保存する場所の見直しだ。Vistaでは、レジストリの共通エリアや、Program Filesの下に設定を保存することが出来なくなっている。
VistaではWinHelp32(.hlpファイル)をサポートしないため、従来のようにヘルプを見てもらうためには、ドキュメントをhtmlヘルプなどに書き直さなくてはならない。

InfoStudio,DesignSupport,TSoneditのヘルプドキュメントを合計すると数百ページになる。これらを1ページずつコピペするだけなら何とかなるが、ホットスポット(リンク)まで再現するとなると、気が遠くなる作業になる。幸いなことにhlp->html変換ツールが見つかり、リンクの復元作業から解放されたが、もしこれがなかったら、あきらめていたかも知れない。

多くのソフト作者にとって、このVista対応は悩みの種に違いない。Vistaが普及すれば、既存する多くのオンラインソフトが切り捨てられる結果になるだろう。

開発言語のVista移行も問題だ。Delphi製造元であるBolandの動きは相変わらず鈍い。年末になってTurbo Delphiのバージョンアップ案内はがきが来たが、今更Vistaに非対応なIDEを紹介されても困ってしまう。

以前、Delphiから他言語に移行する記事を書いた。あれから移行先をC#に決めたが、困難なことがわかり結局断念した※。当面は嫌でもDelphiを使い続けなければならない。

※Delphiの世界には高品質な機能部品(コンポーネント)が数多く存在する。これらをActiveXに変換すれば、比較的容易に移植ができると考えたが、機能的な制約が多く、今まで通りの機能を実現することができなかった。

Delphi->C#の移植は、ソースレベルで1行1行書き直していけば確実といえる。しかし、数万行のコードを変換するのは現実的に無理だ。Delphi->C#の自動変換ツールはないものだろうか。

 

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