あなたの知らない玄米ダイエットの秘密

 世の中、オカルトダイエットグッズに引っかかって散財する人が後を絶たない。人間、太るか痩せるかは、摂取するエネルギーと、消費するエネルギーのバランスで決まると以前書いた。何を始めるにせよ、このエネルギー収支にどう影響するのか、押さえた上で取り組むことが大切だ。

 

 「玄米ダイエット」という言葉が昔からある。玄米ダイエットでは、お米を玄米に切り換えることで痩せるという。

 お米は主食であり、その主成分は澱粉(炭水化物)とそれ自体エネルギーの塊だから、摂取するエネルギーを減らすために最初にここに注目するのは正しい。しかし、世間で言われている玄米で痩せる理屈の説明にはおかしなものが多い。

 玄米で痩せるとしたら、摂取するエネルギーを減らせることでしか説明できない。ところが、白米と玄米、成分の大きな違いは、ガラが3%多くその分炭水化物が少ないことだけ。3%では、今までとほとんど変わらない。

 他の栄養素の違いもあるが、きわめて微量でダイエットに寄与するとは考えにくい。この微量栄養素の一つを取り上げてダイエット効果を強調したら「あるある」と何ら変わらない。

 

 「摂取するエネルギーを減らす」ことに注目すると、玄米を利用して痩せる方法が一つだけある。

 

 通常、白米を多めの水で炊くと嵩を1.2倍程度まで増やす事ができる。同じ量を少ないお米で炊ければ、その分摂取するエネルギーを減らすことができる。

 この場合の効果は20%。ところが、白米だけでこれをやるとベチャベチャになってしまう。ここで玄米が登場する。玄米を混ぜるとベチャベチャにならずに、もっとお米を減らすことが可能になる。

 例えば、白米:玄米=2:1(容積比)とし、水の量を通常の1.3~1.5倍とする。これでベチャつかせないで嵩を30~50%増やせる。多めの水で炊くから甘みがよく出て味も悪くない。この場合のダイエットのメインは、水で膨らんだ白米の方であって、玄米は食感を整えるための「補助剤」。

 

 このような食を減らすダイエットは財布に優しくお金が貯まるのが普通だ。健康食品もそうで、体にいい食材には安いものが多い。ダイエット、健康をうたう食品の値段が、一般品の何倍もする場合は、なにか「おかしい」と考えたい。

 

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