ナイフによる鉛筆削り~その2

 ナイフを使った鉛筆削りは、物作りの楽しさ、刃物の取扱など、私たちに多くのことを教えてくれる。集中力を養う効果が期待できるから、子供にぜひやらせたい訓練の一つだ。そこで今回は、鉛筆をナイフで削ることについて考えてみる。

鉛筆削りの仕上種類
 私が子供の頃には既に鉛筆削りがあったので、鉛筆削りの仕上げにどのようなものがあるのか知らない。勝手な推測だが、次の3つが考えられる。

六角角削り
 六角の角部分に刃を入れて木の部分を六角錐に仕上げる方法。

六角平面削り
 六角の平面を延長した形で木の部分を六角錐に仕上げる方法。

円錐削り
 いわゆる鉛筆削り器を使って得られる仕上がり。ナイフで完全な円錐を作るのは難しい。機械を使えば簡単かつ完全に出来ることをわざわざナイフでやる意味はないといえる。
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       六角角削り(左)、六角平面削り(右)。六角角削りは、ナイフならではの味わい深い仕上がりが得られる。この写真では芯も六角角削りしている。六角平面削りは削りにくいうえに仕上がりもヘンだ。

 上記のパターンは木部と芯、両方で組み合わせがあるが、芯は円錐削りでいいだろう。

 

 

鉛筆削りの工程
1.木部荒削り
2.木部六角削り
3.芯研ぎ

 工程1は新品の場合にみ必要。3の仕上げは刃先を垂直に当ててやるとよいようだ。丸くなったペン先の手直しは、最短で6回刃を当てて芯を研いでおしまい、時間にして数十秒、といったところだろう。

 実際いろんな人に削らせてみると、ペン先に削り手の個性や性格が表れるからおもしろい。これも表現手段の一つといえよう。

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