トップをねらえ!(アニメ)と相対物理論

その昔、私が寮住まいで暇をもてあましていた頃、近くにアニメおたくの友人がいて、そこからビデオを借りては観ていた。この作品は、その中で印象に残るものの一つだ。最近レンタルショップで劇場版を見かけたので、久々に観てみた。製作はあのエヴァンゲリオンを生み出したガイナックスである。当時はヒット作がなく予算が厳しかったらしい。

この作品は「巨大ロボット」「美少女」「学園」などいろんな要素をごちゃ混ぜに詰めこんだ作風だ。内容も途中からガラっと変わる。制作途中で方針の転換があったのだろう。

この作品で私がおもしろいと感じたのは、相対性理論に基づいた時間と空間の物理考証が比較的正確なところだ。主人公が宇宙に出ている間、地球の友人知人がどんどん歳をとって年齢差が開いていく様子がリアルに描かれている。世の中多くのSF作品があるが、こういった時間の流れについては無視したものがほとんどである。

私は第一話を見たとき、しょうもない学園ロボットものかと思ったが、次第にその内容がタイトルのイメージから乖離していき、最終話で感動的なラストを見せてくれる。

本来はB級ロボットアニメが、嘘でもしっかりした物理論が背景にあることと、このラストのおかげで、評価が大きく底上げされている。終わりよければ途中は無視出来る、ということわざが、この作品によく当てはまる。全6話だが、手っ取り早く中身を把握したい人には劇場版がお勧めだ。

この作品には続編「2」もある。ついでにレンタルしてみたが、完全にアニメおたく向けの内容になっており、期待はずれであった。

 

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