コンタクトオイルの結論~業務用オイルとの比較

世の中には「コンタクトオイル」「接点復活材」という名前の付いた様々な商品が市販されている。これらの目的は、基本的に

(1)接触が悪くなった接点を復活させる(ガリ等を軽減する)。
(2)防錆。接点の腐食を防ぎ、接触抵抗の増加を防止する。ガリ等のトラブルを未然に防ぐ。
(3)潤滑。抜去、スライドの際の摩擦を軽減し、接点(メッキ)の摩耗を軽減する(寿命を延ばす)。

である。オーディオ製品は長く使う物だから、長期的な視点も必用だ。すなわち、オイルがゴムやプラスチックに触れたとき劣化させないことや、蒸発して無くならない事、酸敗して機能的に悪影響を及ぼさないことも重要な条件だ。

しかし、接点復活をうたう商品のほとんどが(1)のみの効果であり、使うと一時的に接点の調子が良くなるが、その後の経時変化については何の保証もない。中には、導電性粒子を混ぜてノーマルよりも接触抵抗を減らすという商品もあるが、これも同じだ。接点復活剤には浸透性の強い物が多く、そこら中に広がってベタベタになってしまうから、これを嫌う人もいるだろう。

このような状況から、当館では(1)よりも、(2)(3)に注目してコンタクトオイルの調査および開発を進めてきた。最終的に到達したのが、永久的に蒸発・酸敗しない「液体フッ素」である。ところがこのオイルは、潤滑は優れるものの、腐食を防止する効果がなく、濡れも悪い(表面に塗ってしばらくすると水玉状に集合してしまう)という問題があった。そこで改良・テストを重ねながらこの問題点を改善し、完成したのがRational001sである。

(2)(3)に関しては、業務用で実績のある商品がある。Rational001sの価値を最終的に判断するには、これとの比較が必用だ。最近、たまたま業務用を入手する機会があったので、比較テストをしてみた。下の写真がその結果。

connect3

鉄ワッシャによる屋外暴露実験結果(36day)

当館では以前から屋外暴露実験を主体としている。時間がかかるが、短時間で行われる塩水噴霧や硫黄ガス試験より、実際に近い評価ができる。今回テストに用いたT社のC-9030は業務用途で長年実績のあるオイルだ。これより当館のRational001sやRational002の方が錆の発生がやや少ないことがわかる。これによって、当館のオイルが業務用製品よりも防錆に関して同等か、それ以上であることを実証できた。

 

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