プラスチック、ゴムの劣化抑制に決め手はあるか~その3

ゴムの劣化抑制に有効なケミカルに良品がなかったが、候補が見つかった。リボス社のタヤエクステリア(黒檀)、もしくはカルデット(黒)である。これは元々ウッドデッキなど屋外木部に使うもので、素材に浸透し、水をはじくとともに無劣化の無機顔料がUVカットするしくみだ。主成分はアマニオイルだが、空気中の酸素と反応して硬化する性質をもつ。

ゴムにも浸透し、塗り重ねることで優れた保護効果を期待できる。通常、油類とゴムの相性は悪いが、アマニオイルはほとんどのゴムに安心でタイヤなど天然ゴムにも使えそうである。
現在は天然ゴムのほか、皮革やプラスチックに対する塗布実験をしている。実際ゴムに塗るとしっとりとした半艶状態になり新品のような感じになる。プラスチックの表面にはロウのような皮膜を作るようだ。
施工性もいい。液体ワックスのようによく伸び、汚れた上からも塗れる。乾燥時間が長いため、はみ出した部分は布で拭き取ればOK、マスキングも必要ない。

タヤとカルデットの違いは色の濃さのみである。タヤの方が色が濃く、塗料に近い。一回塗るだけでほぼ完全な黒色皮膜ができるが、はみ出した部分のふき取りはやや難儀だ。タイヤにはタヤ、その他はカルデットを2回塗り重ねるのがよいだろう。
リボスのクリア系塗料は皮革やボディの保護にも使える可能性がある。たとえばアルドボスを革に塗ると最初ツヤが出るが乾燥後元通りの風合になり半永久の撥水効果、滑り止め効果が付与される。ツヤの出るメルドスは、ワックス(コーティング)の代わりになるかもしれない。

類似商品にオスモカラーがあるが、アマニオイルを使った商品であればほぼ同じと見られる。リボスは50ccのサンプル瓶が500円程度で手に入るため、気軽にテストできる。

注意点は、一度浸透させたものは元に戻らないことだ。シリコン系のツヤ出し保護材などは浸透させても自然消失するが、こちらは浸透硬化するためずっとそこに残るのである。やってみる人は、この点を頭に入れて自己責任で実施してほしい。

 

<関連商品>
ワックス・コーティング剤
人気のカー用品

<適用と施工方法の詳細はこちら>
自然塗料によるカーコート