無垢フローリングと自然塗料

フローリングにはいろいろあるが、私の家では無垢の無塗装品を買って自然塗料で仕上げることに決めた。無垢でも無塗装品なら安いし、自然塗料は無垢の良さを最も引き立てる仕上げの一つだ。

 無垢のいいところは、摩耗しようが、傷が付こうが、全く問題にならないことだ。このことは、寿命が半永久的で家の財産になることを意味する。
 無垢のウレタン塗装品は値段が高く、「見た目」も綺麗だ。しかし塗装がハゲたとき補修しずらい。これではせっかくの無垢のメリットも半減といえる。

 無垢には、「曲がる」「反る」という欠点があり、この点は合板に軍配があがる。2mm程度の厚手突板張り合板は無垢と合板、両方のメリットを兼る理想の材料だが、無垢より高価な代物だ。樹脂を含侵させて薄い突板張りの弱点を克服した商品もあるが、フローリングに機能を求めると結局無垢より高くついてしまうことが多い。

 自然塗料で有名な商品にオスモ、リボス、エシャがある。これらの自然塗料は、アマニオイルなどを木材に浸透させ、酸素と反応硬化させるしくみだ。
 同じメーカの中でも似たような商品が数多くあり、選定に迷う人も多いだろう。リボスは50ccのサンプルが手軽に手に入るため、いくつか入手して評価してみた。

rivos

注:
 サンプルは各塗料をコピー用紙に表面に艶が生じるまで重ねぬりしたものを製作。耐汚染の水性マジックは水洗いしたときの落ち具合から評価。油性マジックはペイント薄め液を使った落ち具合から評価。カルデットは水性マジックを表面ではじく。耐摩耗はツメ先による引っ掻きで評価。浸透性はコピー用紙に滴下したときの染み具合で5段階の相対評価。カルデットのクリアは他の色付きカルデットとは別物で、希釈用とみられる。’-‘は未評価の項目。

 全体的な傾向としては、油の粘度が高いものほど(浸透しにくいものほど)塗膜の耐久性、保護能力が高い。浸透しやすい塗料は、色付けの際の下塗り用と見るべきだろう。メルドスはその性質からいって下塗り用に近く、能書きに反してよい結果が得られなかった。

 この結果からいくと、屋内のクリア塗装は何も考えずにアルドボスを2~3回(表面に艶が出るまで)塗り重ねればOKのようだ。
 色づけしたい場合は少しややこしい。基本的にはカルデットを好みの濃さになるまで重ね塗りしてアルドボスもしくはクノスで仕上げるが、素材によってデュブノなどを下塗りした方がいい場合もある。これはいろんな条件でテストしてみるしかない。
 濃い色づけをしたい場合はタヤエクステリアを使うが、これはその名の通り屋外用とみるべきで、色ムラもできやすくフローリングには不適当だろう。

 日頃のメンテはアルドボスかエシャクラフトオイルを時々塗れば十分だ。

 自然塗料仕上げのメンテは表面のツヤをみてクリアを塗り重ねていくだけでよい。ウレタン塗装より多少手間はかかるが、年月を重ねるごとに風合いが増してくるだろう。表面がスリ切れたらオシマイの合板には無い魅力といえる。

 

<参考購入先>
フローリング一覧
リボス自然塗料

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