ルミナスは錆びる

 新築を機に、棚類を全部スチールワイヤーラックで揃えてみた。スチールラックのメリットは、構成の自由度がチェストや棚などに比べきわめて高いこと、突っ張りによる耐震対策が容易であること、耐荷重が高く丈夫であること、などが挙げられる。ワイヤーラックの製造メーカは多くあり、エレクタ、ルミナスが有名だ。私が購入したのはルミナスである。

 鉄製のワイヤーラックには錆びるという欠点がある。過去、引っ越しの際ルミナスPlusを大量買いしてみたが、1年でサビサビになってしまった。機能的に支障なくても、家庭内では見てくれも大切である。結局これらは、全部廃棄処分してしまった。

 ルミナスPlusは失敗だったが、円いポールを使ったルミナスの一般品は「クリアコート」されており水回りに安心だという。それが今回の購入動機になったわけだ。以下は購入した商品の一覧である。

ルミナス 導入一覧

品名 ポール数 棚数
テンションラック(4Set) 4×4=16 7×4=28
5段セット(90×45 2Set) 4×2=8 5×2=10
5段セット(75×45 2Set) 4×2=8 5×2=10
5段セット(60×45 2Set) 4×2=8 5×2=10
ポール単品 2
合計 42 58

 

 箱を開けてみた結果、多数の不良がみつかった。具体的にはポール6本に目立つ打傷、擦傷、ポール端部変形(つぶれ)があり、棚12枚に粉錆び、寸法不良(穴の位置関係がおかしい)、溶接剥がれ、ワイヤー変形が見られた。
粉錆はテンションラックのセットに多く見られ、赤さびが吹いている物が1枚、あとは、赤さびの前段階(メッキのピンホールから水酸化物が吹き出し、ざらざらの状態のもの)であった。

 以上から推察するに、ルミナスは、製造段階における商品の取り扱いが乱雑であることだ。それは、ポールに見られる多数の打ち傷、擦り傷から明白である。

 錆びに関しては、保管環境がよくないか、クリアコートされていない旧製品を新製品に混入させている疑いもある。また、ポールに関しては不可思議なキズも見られる。縦方向の明瞭な擦で、これは棚を脱着したとき付いたとしか思えないものだ。
梱包がいい加減で、輸送の際破損したと思われる物もある。ワイヤーの曲がり、溶接剥がれがそうだ。部品で取り寄せると箱の中に中に緩衝材が無くガラガラいうものが多い。コの字バー2本取り寄せたときが特にひどかった。

 

 いずれにしても、セット物で不良が混じっていると組立が中断してしまい、交換部品が届くまで物が片づかない。引っ越しのとき、一番困るのがこれだ。同時にテンションポール、円形アジャスタ、サポート柵などの部品も多数購入しているが、これらに問題はみられなかった。

 結局、ルミナスの品質は、国産製品にしては低い、という印象である。だから不良交換をしても問題ない商品が送られてくるとは限らない。何度も交換して、ようやく全てが収まった。

  ワイヤーラックは錆びさえしなければ機能的に優秀な商品である。錆びに関しては「粉体塗装」している商品があり、これは水回りに抜群に強い。なぜなら、粉体塗装は溶剤を含まないため、乾燥時にできる微細孔がなく、完全密閉被覆塗装となるからだ。しかし、塗膜は打傷に弱い。その点でいえば、クロムメッキの方がずっと強いといえる。しかし、クロムメッキはピンホールからの錆が課題である。これを「クリアコート」などの防錆保護処理で完全にカバーし、品質改善に努めれば、ルミナスは立派な商品になれるのだが。

 

2009/4/11 購入後約半年で、クリアコートと称するポールが錆びてしまった。水周りに使っていたわけでもないのに、この有様。いったいどんな品質管理をしているのだろう。少なくとも水周りにも安心という広告表示は不当である。
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2014/2 5年後のレビューを記事にしました。