レッドクリフと映画の品質

三国志を題材にした映画やアニメは多く作られているが、レッドクリフは実写のスケール感において過去最大といえる。三国志は史実を元に作られた「物語」だ。話をおもしろおかしくするため、後世によって相当、脚色されている。孔明が数万本の矢をわずかな時間で調達した話も、後から追加された逸話らしい。

三国志は、壮大なスケール、ロマンに魅かれる人が多いが、政治、戦略的な観点でもレベルが高く、多くの研究者が存在する。また、三国志を参考に書かれたノウハウ書も数多い。

孔明をきっかけに孫子、兵法などを一通り学んでみると、映画は所詮「娯楽」作品でしかないことがわかる。特撮、CG、SFXには感動するが、戦略、戦術が陳腐で見るに耐えないことがある。

スターウオーズは、それまでにない素晴らしいSFXを見せてくれた。私は子供のころこれを見て感激した。大人になってみると、感心しない部分が目立つようになった。確かに特撮は素晴らしいが「所詮は子供向けの娯楽作品」そう思えるようになった。スターウオーズの脚本の質はルーカスの限界を示している※のかもしれない。映画は娯楽なのだから、面白く楽しめればそれでよいのかもしれない。

※この映画に登場するモンスターは、ディズニーの子供向けアニメと大差ない。モンスターのひとつひとつに種族としての文化や歴史的な背景が何も無いから、リアリティに欠ける。いくら映像がリアルでも、モンスターで興ざめだ。

 

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