携帯電話~この世で最も難しい精密機器

私は携帯を持っていなかったが、周囲の圧力に逆らえず、とうとう持つことになった。私が選んだのはauのXminiである。この機種にはカメラが付いていない。カメラ無しにしたのは、カメラ付きケータイ持ち込み禁止の場所が増えたためだ。

「カメラなしで機種代ゼロ」という条件で探すと、これと、イーモバイルしか選択肢が無い。料金プランは最も安いSS(月額980円)とした。ムダ話をダラダラするためにお金を払うつもりは毛頭ない。会話を用件だけにすれば、普通はこれで十分なはずだ。

今時の携帯は機能が多くて複雑すぎだ。計測器や精密機器など難しいものは数多いが、いまや携帯が最も難しい電子機器になった感がある。

携帯電話を選んで思ったのは、魅力的な機種がないことだ。みな似たようなデザインで、キラキラ、チャラチャラしたものばかりである。

スプリングやモータを使ったギミックが無いし、アンテナを内蔵する制約か、金属ボディがない。軽いことは重要だが、重くてもそれを許容できる質感や魅力があれば、商品になる。

ギミックでいうと、初代マトリックスに出てきた、無骨な黒いバナナ携帯、ボタンを押すと「カシャ」とスライドする仕組みは、映画だけのものだが、なかなか魅力的に見える。

その昔、「ゾウが踏んでも壊れない」と称する筆箱があった。携帯も金属ボディにして、おもいっきり重くていいから、踏んでもぶつけても、水溜りに落としても、クルマに踏まれても壊れない、みたいなものが作れないか。金属ボディは塗装が剥げることで、使い込むほどに味が出るような演出も可能だ。

機能はほどほどでいいから、ギミックの工夫で使う人を楽しませて欲しい、というのが私の要望だ。

 

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