SR用スピーカーで低音が不足するのはなぜか

 SR用スピーカは大きなウーファーを搭載したものが多い。口径12インチ(30cm)や15インチ(38cm)が普通に使われている。SRスピーカーがこのような大型ウーファーを使いながら、低音が不足気味に感じるのはなぜだろう。

 

 SR用スピーカーのウーファーは能率を優先して振動板が軽く作られている。このようなウーファーは中域の放射レベルが非常に高く、低音のレベルが相対的に小さい。この振動板に錘を追加すると低音が聞こえてくるが、これは主として中域の放射を押さえた結果であり低域がレベルアップしたわけではない。

 このようなSRスピーカーで低音を出すにはどうしたらよいか。これは、スピーカを壁や床、部屋のコーナーに近づける方法がある。部屋のコーナーに寄せるほど低音の放射効率が向上し、スピーカーの低域再生限界まで低音が出るようになる。しかし同時に部屋の固有振動モードが励起されこもった音になりやすい。これは別途対策が必要だ。

 

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<改定>
2015/10 記事タイトル変更、内容を大幅に見直しました。