熱帯魚のワイルド種と植木の園芸品種

エンゼルフィッシュという熱帯魚がいる。いろんな種類があるが、そのほとんどは養殖か、交配を繰返して作られた改良種である。現地採取の天然物を「ワイルドエンゼル」というが、その野生的な風貌と力強く発達した体型の美しさには息を呑む。弱々しい改良種とは、まるで別の魚だ。人工繁殖や交配は「種」を弱体化させるようだ。

植木にも同じとがいえそうだ。モミジには多くの園芸品種が作あるが、交配を繰り返すうちに原種本来の美しさや強さを失っているように見える。我家の北側に坪庭があり、ここにいくつかのモミジを植えてきた。その結果、園芸品種はどれも病弱で、日当たりの悪い環境では育たない。今年は原種の「イロハモミジ」「ヤマモミジ」のどちらかに植え替えることにした。

しかし「イロハモミジ」「ヤマモミジ」は普通すぎて逆に入手性が悪いようだ。近所に売ってないので通販になるが、モミジは枝振りが重要である。通販では大物以外、枝振りを確認した上で購入できないのが普通だ。オークションなら1本1本写真つきで出品されており、安心だ。

木のサイズも重要だ。1m以下の苗木は安いが、病害虫にやられるリスクが高いし、将来の形もわからない。枝振りがある程度確定した、若木を買って自分で剪定していくのがよいだろう。モミジの剪定は難しいが、上手に仕立てたモミジは美しいものである。勉強を兼ねてチャンレンジしてみようと思う。

モミジに限らず、植木は安い品種を選ぶこともポイントだ。値段は育成難度に比例する傾向があり、安いことは丈夫で育てやすいことを意味している。

 

<参考購入先>
ヤマモミジ一覧

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