ラグーナ蒲郡は消滅するのか~V字回復のシナリオ

ラグナシアとは、愛知県ラグーナ蒲郡の中にある中規模テーマパークである。今は休日でも閑散としていて、このままだと存続も危うい状態だ。第三セクターで計画されたテーマパークや遊園地は、高確率で失敗している。ラグナシアも例に漏れず、消えてしまうのか。

テーマパークといえば、ディズニーやUSJがあるが、これもちょっと油断するとすぐ赤字に転落、つねに危険と背中合わせの経営をしている。その縮小版を田舎にポツンと作ったところで、失敗しそうなことは容易に想像付く。そんなプランを成功させるには、人を引き付ける特別な「何か」が必要だ。幸い、ラグナシアにはそのネタが存在する。それは、次のものだ。

カヌー
マジクエスト
ドリーミングクエスト

テーマパークのアトラクションといえば、基本的に自分は動かないで観るだけの「閲覧もの」が多い。座席が自分で動いたり、激しい運きをするものもあるが、基本は自分は動かないで身をゆだねるスタイルだ。ディズニーやUSJにあるアトラクションのほとんどがそうだし、昔からある遊園地のほとんどの施設にも同じことがいえる。

ところが、ラグーナにある上記のものは、完遂するために自分で手足を動かして、何らかの工夫を要求するように出来ている。例えば4人乗りのカヌーは、船をまっすぐ進めるために漕ぎのテクニックと、同乗者との協調が求められる。また、自分の行動によっては転覆する危険もありスリルがある。この手のアトラクションを、「チャレンジ」「体験もの」といおうか。ともあれ、カヌーを漕いで狭い水路を航行するような体験は、海外旅行でもしなければ経験できないことだ。こういう日常体験できないことを利用しやすい形で提供して、「面白そう」「やってみたい」と思わせることが大事なのである。

ラグーナの問題は、この優位を徹底できていないことにある。どこにでもありそうな遊園施設や、3D映写もの、閲覧ものなど多くの中に埋没していて、総合的にみると大規模テーマパークの縮小版みたいになってしまっている。

閲覧ものの問題は、施設の建設や維持にお金がかかるうえ、一度作ったら内容をチェンジしにくいことにある。そのため変化に乏しく、飽きられやすい。こういうフレキシビリティの無いアトラクションを中規模パークが建設運用するのは、かなりの重荷ではなかろうか。

それに、座って観るだけの「閲覧もの」は食傷気味だ。だれも見たことの無い「体験もの」の提案が欲しい。ラグーナの場合は、どこにでもありそうな施設はすべて取壊し、「そこでしか楽しめない」体験ものを充実させることで差別化を明確にする必要があるだろう。

最後に、フリーパスで入ったのに入場料に近いお金を追加で取るのはやめてもらいたい。マジクエストは入口でUターンしてしまった。

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話題のカヌーも休日の待ち時間ゼロに。しかし、このパークの中ではこれが一番楽しかった。

 

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