金のなる木は作れるか9~ギャンブルと期待値

期待値というと、ギャンブルを思い浮かべる人が多いだろう。パチンコ、競馬、競艇、カジノ・・世の中には多くのギャンブルがあるが、期待値が100%(収支ゼロ)を超えることはほとんど無い。つまり、プレイすればするほど、限りなく運営側で定められた期待値、つまり損をするよう出来ている。

投資の世界、例えばFXなどでは期待値が1を超えるシステムを入手することが出来る。かの有名なタートルズは、ドンチャンブレイクアウトを改良したシステムを使って、破産しないよう注意深く投資資金を調整することで莫大な利益をあげたといわれている。期待値1を超えるシステムは、プレイすればするほど、利益が得られる「金のなる木」に他ならない。

しかし、こういったシステムの多くは、きわめて勝率が悪いという特徴を持つ。多くの人は、このドローダウンが精神的に耐えられない。途中で諦めたり、裁量で勝手な操作をしてしまうようだ。「裁量」を入れた瞬間、プラスの期待値はマイナスに転落して失敗に終わる。システムはそのルール通りに運用しないと計算通りの期待値が得られない。頭では理解しても、恐怖や欲望といった感情に負けて、実行できないのである。

たとえ「金のなる木」を手に入れ、ルール通り運用できたとしても、資金を適切に管理運用出来なければ結局利益を得ることができない。具体的には、投下資金のコントロールと、分散投資が必要だ。分散投資をすると、勝率の悪さに起因するドローダウンをかなり改善できる。私が半年間、プラマイゼロで破産しなかったのは、分散投資のおかげだ。

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