ヘッドホンの選び方2~ヘッドホンは消耗品か

ヘッドホンの記事は数え切れないほどあるが、そのほとんどが音や装着感に関することで、それも定量的なデータではな「主観」的なものばかりである。ダミーヘッドを使って特性や歪を評価した記事はごく少なく、週刊アスキー(2009/05/19発売号)で見ただけだ。交換部品や耐久性を述べたものは、ほとんど見かけない。

ヘッドホンは音質や装着感も確かに重要だが、丈夫で壊れにくいことや、壊れたときの保守部品があることも大切だ。私は過去、沢山のヘッドホンを買ったが、壊れたり、パッドの劣化などで今はほとんど残っていない。ヘッドホンのように体に装着する道具は使っているうちにいろんなところが痛むのが常だ。
パッドは最も痛みやすい「消耗品」だが、多くが市販しておらず、「破損したら販売店にご相談ください」という格好になっている。パッドを交換できないヘッドホンは「使い捨て」商品であり、いくら音が良くても候補にはできない。

保守の点でしっかりしている機種にソニーのMDR-CD900ST がある。ほとんどのパーツが市販されているので、劣化した部位を交換しながら長期的に使っていける。モニターとして定評があるのは、音質ではなくこのようなサービス体制が評価された結果だろう。

ヘッドホンを選ぶときの基準は、次の通りである。

 

交換パッドが市販されていること

これはヘッドホンを選ぶときの最低基準である。一々「販売店にご相談」は煩しいし、長期的な供給面で不安がある。ウレタン部品やケーブルも消耗品だから、交換可能になっているものが望ましい。

 

ハンガーやその固定部が丈夫で壊れにくいもの

オール金属製で、すべてのパーツが分解可能な形になっているものが望ましい。

 

昔からある「定番」機種から選ぶこと

 10年以上前から販売されている定番モデルか、定番モデルの後継モデルを選ぶとよい。これらは何らかの理由(長年モニターに使っていて簡単に変えられないなど)で型番を廃止できないか、定評があるなどの理由で作り続けているもので、今後も作られ保守部品がなくならない可能性が高い。音質も一定の評価を得ているものが多く、レビューも豊富だ。ヘッドホンは新製品ではなくこのような商品に注目すべきである。

 

インナーイヤーは歪率に注目すること

 密閉やオープンエアではあまり問題ないが、ダイアフラムの小さなインナーイヤータイプは歪率が多きいものが多い。インナーイヤーで歪率を測定した記事はごく少なく、私は上述の週刊アスキーしか知らない。

 

<参考購入先>
ヘッドホン商品一覧 ほとんどが使い捨て消耗品。できるだけ部品交換可能なものを選んでください

<交換部品の参考ページ>
サウンドハウス

 <ヘッドホン選びの参考ページ>
He&Biのヘッドホンサイト 歪率などデータが増強され充実しました