断熱施工の落とし穴~その3

図は床下断熱の標準的な施工図である。ポリスチレンフォームがL字型の金物で脱落しないよう支えられている。この施工の問題は、断熱材の周囲や、断熱材と床板との間に隙間ができることだ。この隙間に空気が通るためせっかくの分厚い断熱材が本来の性能を発揮できない。
 床板と断熱材との間にどのくらいの隙間があるか、それは床下にもぐって断熱材を押しあげてみればわかる。5~6mmという隙間は我が家の場合だ。写真は下から押したときの様子である。

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 ポリスチレンフォームには溝を切るなどしてバネ特性を持たせ、縁に隙間ができないようにしたものもある。材料費が高価だが、これなら隙間はできない。

 修正は、床板と断熱材を密着させることと、縁の隙間を無くすことだ。床板と断熱材を密着させるには、L字金物と断熱材との間に15×30mmに切断した発泡ゴム板などを挟むい。発泡ゴム板の厚みは実際の隙間に合わせる必要がある。

 縁の隙間については断熱材が床板と密着できれば必ずしも必要ないが、気密を悪化させている可能性もあるため対策しておくと良い。方法はいろいろあるが、木工用ボンドやカベコークなどの水性コーキング材が使いやすい。我が家はシリコンシーラントを使ったがカートリッジが長いせいで床下での作業性が悪く苦労した。

 

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