ソニーNEX~Eマウントはβ方式と同じ末路か

現在、ミラーレス一眼の市場でフォーサーズが躍進している。ソニーが遅れて参入してきたが、フォーサーズには協賛せず独自の規格を打ち出した。ソニーは決して他人のフンドシを借りて商売しないメーカだ。どちらかといえば、フンドシを作って与える方である。

NEXのセンサーサイズはAPS-Cだ。APS-Cは小型化に向かないサイズで、小型化を追求すると様々な問題を抱える。

第一に、収差や周辺減光といった光学的な問題が挙げられる。とはいえ、いまやボディ側の画像処理で何でも補正できてしまうから、Eマウント専用レンズを使う限りあまり問題ないかもしれない。

第二に、見た目のバランスだ。ボディは小さく出来てもレンズが小さくならないから、見た目がかなりアンバランスなものになる。もう少し寸法に余裕を見れば、ストロボや手ぶれ補正機構も内蔵できてスッキリ収まったのではないか。「世界最小、最軽量」を優先するあまり、モノとしてバランスの悪いものになったような感じがする。

第三に、レンズの将来性が挙げられる。レンズ交換式カメラの魅力はレンズにあり、カメラ好きユーザーのハートを掴むには、創作意欲をかき立てるレンズの存在が不可欠である。
「明るさ」はその一要素だが、明るさを求めるとサイズがますます大きくなってしまう。ボディとのバランスを考えると、ラインナップは必然的に暗めのレンズ中心になるだろう。

ソニーはこのまま、Eマウント路線を進んでいくのだろうか。規格の将来や合理性の点は明らかにフォーサーズの方が有利である。後発の強み、ソニーならではの独自性が見当たらない。カメラをウオークマンなどと同じように考えていないか。いずれにせよ、NEXは「世界最小、最軽量」にこだわりすぎて、商品企画を誤ったように思える。

 

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