3Dが売れない~劇場スクリーン市場に活路はあるか

3D市場の凋落を見ると、かつての4chステレオを思い起こす。映像の3Dは所詮オマケであり、そこから新たな市場も、付加価値も生まれないことは、最初からわかっていたことだ。3Dには致命的な欠陥があった。3Dと引き替えに”肝心”の画質が2D以下に落ちてしまうことだ。これは上位規格というより下位互換である。

人間の脳は良く出来ている。映像が2Dでも3Dの音声を聞くと脳内変換して総合的に3Dで楽しめることだ。そうすると映像は2Dのままで良いからひたすらクオリティを目指すのが正解だろう。
その手段には「大画面化」と「高精細化」の2つの方向がある。クオリティといえば4Kのウワサがあるが、40インチ程度では4Kのメリットはでない。4Kは100インチ以上で違いが理解される規格だ。

映画業界は低迷が続いていて解決の糸口が見えない。3Dの集客効果も薄れてきた。いったいどうしたらお客さんは映画館に来てくれるのか。

映画館がすべきことは3Dではなく「画質」改革だ。家庭でも大画面TVでHD映像が見られるようになった今、映画館との画質差が無くなりつつある。映画館としては、家庭では決して体験できない「圧倒的な高画質」と「迫力」は最低限確保すべき品質といえよう。3Dにいく前にスクリーン投射によってボヤけた輪郭やHDと大差なくなってきた画質をなんとかすべきだ。

まずは、ソースのクオリティを落とさず再現してほしい。それにはスクリーン投影をやめ、プラズマ画面にするのも一つの手段といえそうだ。

 

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