透明コーティング剤

自然塗料で仕上げたテーブル、カウンターは美しいがすぐに汚れてしまう。自転車を買うとすぐサビサビになってしまう。クロームメッキのスチールラックや台所用品が1年くらいでサビてしまう。お風呂の水垢や石鹸カスの掃除が大変・・これらをもっと長く、美しく保てないものか。日常のメンテナンスをもっと楽にできないか。

このような問題の解決策に「コーティング」がある。しかし住居用のコーティングといえばワックス、ニスくらいなものだ。これらの皮膜は弱く、定期的なメンテナンスをしなければ維持できない。耐久性に優れ、一度施工すれば商品の寿命以上に持つものはないか。そんな商品を捜し求め、実際に購入検証したものをご紹介する。

 

(1)シラグシタール(常温無機ガラス塗料)

 常温でガラスのように堅牢な皮膜を作る商品。類似品が多いがこれが本物。基本的にありとあらゆる部分に使える。

・木材表面の改質保護。木目を引き立てるので、アルドボスなどの透明自然塗料とほぼ同じように使える。
・水垢や石鹸カスで汚れやすい浴室内装、石材、タイル目地。
・金属の防錆保護。クロムメッキや金属表面に塗布することで優れた防錆効果を発揮する。
 クルマのコーティングに使うことでプロと同じかそれ以上のコーティング皮膜の形成が可能。
・壁クロス(紙)の水滴付着による変色防止。

 

(2)自然塗料

 透明のアルドボス、エシャ・クラフトオイルなどが使いやすい。屋外のゴム、プラスチック部分(クルマなど)の劣化防止に対しては色付きを使う。こちらを参照してほしい。

・木材表面の改質保護。
・金属の防錆保護。クロムメッキや金属表面に塗布することで優れた防錆効果を発揮する。

 

【施工方法】

(1)シラグシタール
 木材には原液のまま使う。ペイント薄め液や、ラッカー薄め液で希釈できる。平滑な面には希釈すると塗りやすくなりムラができにくい。
 数時間で硬化が始まる。一晩で塗ったものが利用可能になる。それからも徐々に硬化が進み完全な皮膜が出来るのは1週間後くらいである。
 木材の場合触媒と混合したら手早く施工して5分以内に余分をふき取る(硬化が始まるとふき取れなくなる)。24hr後ペーパーで磨いて2度目を施工すると綺麗に仕上がる。

・ポットライフ
 触媒と混ぜても空気が入らないよう密閉することで24hr以上硬化を遅らせることが出来る。

・脱脂
 金属、プラスチック、クルマのボディに施工する場合は表面の油分や離型剤が問題になるが、溶剤で希釈して手塗りの場合はあまり問題にならない。スプレー塗装の場合は脱脂が必要。

・塗れないもの
 皮膜が硬いため柔らかい塗装面の上には塗れない(細かくびび割れする)。柔らかい塗装面の保護には自然塗料がよい。

 

(2)リボス自然塗料

 スポンジやティッシュに染み込ませて手塗りするだけの非常に簡単な方法で施工できる。
 2時間くらいで硬化し、24hrで利用可能になる。
 ペイント薄め液で希釈してスプレー塗装もできる。

☆どちらも施工道具はハケよりスポンジの小片+ゴム手袋が使いやすく安上がり。

 

(3)水周り

DSC00546 (1)(2)どちらも水のかかる場所は「との粉」で目止めしてから塗ります。これにより表面にほぼ完全な防水皮膜を作れます。これをやらないと水周りの耐久性は望めません。

 

 

<参考購入先>
透明自然塗料
アルドボス テストに使ったメルドスよりも黄変が少なくお勧めできる。性能は同じ。
エシャ クラフトオイル シリコン配合して改良されており自然塗料の中で最も水に強い。当方は現在これをメインに使用。

DSC03411シラグシタールの硬化剤と自然塗料は開封後空気中の成分と反応して変質したり硬化が進みます。できるだけ空気が入らない形で小分けし充填保存します。容器は塗料保存用に作られたMrスペアボトルがベスト。いろんなサイズのものを揃えておくと便利。80ml以上はペットボトルを使ってください(PP容器は使用不可)。
Mr.スペアボトル

長期保存は写真のように不乾性パテを併用します。こちらをご参照。

 

との粉 水周りの塗装で必ず必要です

脱脂剤
ブレーキ&パーツクリーナー魂 2000 スプレー式の脱脂洗浄剤。
IPA(イソプロピルアルコール) 4L 手作業で脱脂する場合はこちら。

シラグシタール(SIRAGUSITAL-B4373)
テクノトレード取扱

 

【施工例】

cort1 cort2 cort3

 お風呂の樹脂製バスエプロン、自然塗料仕上げの木部にはシラグシタールを施工。暗色系のバスルームは高級感があるが、水道のカルシウムや石鹸カスなどですぐ白く汚れる。一生懸命こすれば細かい傷ができてさらに汚れが溜まり取れにくくなる悪循環に陥る。コーティング後は汚れにくく、かなりメンテナンスが楽になった印象だ。

 バスルームの汚れがカルシウムや石鹸カスであることを考えると、バスルームの内装色はもっとも安価なグレードに多い「白」がベストといえる。

 

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