電子書籍 音楽配信はなぜ売れないか~デジタル劣化技術でコピーフリーにせよ

今では電子書籍や音楽配信サービスがあるが、多くの消費者は購入意欲がわかないだろう。まず誰でも思う一番の疑問はその高すぎる価格である。メディアという実体がなく、流通コストもかからない単なる「データ」がどうして店舗と同じくらいの金額なのか。しかもコピーガードがかかっていてメディアより制約が多い。これでは、普及しないのは当然である。

コピーを制限したがるのは、デジタルデータが「劣化しない」からだろう。ならば、アナログデータのように「劣化する」ようにしたらいい。コピーを制約するのがそもそも間違っている。「コピーが簡単」な性質こそが、電子データならではの利便を生み出す最大の長所だからだ。

電子書籍の場合は、閲覧するごと、コピーするごとに、少しずつ輪郭をぼやかすとともに、埃のようなノイズを追加していく。読まれなくても時間の経過で背景をセピア色にしていくなど、「自然劣化」させる。ソフト側でそのように見せるのではなく、データそのものを復元不能な形で非可逆的に劣化させていくのがポイントだ。

コピーされた場合はまず親を劣化させて、さらに劣化させた子供を作る。ページめくりキャプチャ対策に、普通に読む速度以上でめくられた場合はページ全体に「ページ送り中」とか大きく表示させてやる。送り速度に比例して劣化を進めるようにしても良い。

この電子データは、劣化と引き換えにコピーフリーである。どんどんコピーして、自由に使ってもらえばいい。劣化が気になるくらい進んだら、また買ってもらえばよい。

コピー対策はイタチごっこだ。ガードを強化すればするほど利用者の利便を損ない、売れなくなるだけである。

 

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