無駄にチャンネルが多い衛星放送~コンテンツ業界に未来はあるか

先に書いたW3U3用のソフトのデバッグのためにBSアンテナを設置したら翌日NHKの集金人がやってきた。どうしてこんなに早くわかるのだろう。販売店から情報が流れているみたいだが、まだ視聴環境ができていない段階で契約を迫られるのは不愉快である。

NHKの集金に関するトラブルは多いという。大抵の人は「どうして見ないものにお金を支払わなければならないのか」疑問に思うはずだ。いまや衛星アンテナを建てるとNHKの他にもたくさんの番組を見ることができる。NHK-BSを目当てにアンテナを建てる人はどのくらいいるのだろう。私から見るとNHKは地上波で十分、NHK-BSは「オマケ」だ。仕方なくNHKにお金を払うとしたら、NHK以外の番組を見るためになる。

我が家の場合は集金人が来た翌日にアンテナを撤去した。受信設備がなければ、お金を支払う義務はなくなる。それに、受信アンテナを撤去した理由はもう一つある。NHKに貢いでまで衛星放送を受信するメリットを感じなかったのである。

衛星放送にすると一挙にチャンネルが増えて最初は喜ぶが、しばらくするとほとんどが自分に関心の無いものであることに気づく。番組が多すぎて選びにくいのも問題だ。過去のコンテンツをタレ流しするだけのチャンネルが多く、レンタルの方が便利で安いように思える。NHKに貢いでも割に合うコンテンツは、スポーツの生中継だけかもしれない。

多チャンネル時代はいずれやってくるだろう。そのときに必要なのは、自分が何もしなくてもチューナが視聴者に関心がありそうな番組を自動的に推薦してくれる仕組みだ。今でも似たようなことをする機器やサービスはあるが、多くの制約が邪魔をして十分な機能を提供できていない。

未来のコンテンツライフは、テレビをつけると数百のチャンネルの中から関心のある番組(録画したものも含めて)10チャンネル程度が自動推薦され、それらすべてを同時に見せるところから始まる。注目したい番組があればタッチ一つで拡大して残りのウインドウを小さくしたり、ゼスチャーで見る順番や優先度を付けたりできる。再生中のウインドウの一つをつまんでブルーレィのアイコンに放り込めば自動的にコピーディスクが出来上がる。
視聴環境は高度にパーソナル化され、家の中ならどこでも、タブレットやパソコンで見ることが出来る。もしジョブズのような人がいたら、そこに革新的なUIをデザインしてコンテンツライフにイノベーションを起こしてくれるかもしれない。

いまTVは大画面化、高精細化に進もうとしているが、その先にバラ色の未来があるとは思えない。まずは、B-CASカード、コピーガード、放送法などといったものを見直すところからはじめる必要があるだろう。

 

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