熱帯魚から国内淡水魚へ

当館ではこれまで熱帯魚を飼育してきたが、飼育技術に関する課題がなくなってきたこともあり現在は国内淡水魚へ移行している。
 国内淡水魚はレアになりつつある。30年前なら何処でも普通に採れたものが今や採取困難であり、入手手段が通販しかなくなってきている。私が子供の頃はときどき釣針に掛かった「金ブナ」は本当に珍しくなってしまった(金ブナと称して流通しているものには原種と異なるものがあるので注意)。

 国内淡水魚のいいところに、ヒータが不要で電気代がかからない点がある。昔は「何処にでもいるありふれた魚」だったが、今では熱帯魚より見かけることが少なくなり新鮮味があるかもしれない。

 電気代が不要で水槽の置き場所を選ばない(屋外なら照明も不要)という点もエコ指向で歓迎されそうだ。それにこれら国内淡水魚のほとんどは天然物(ワイルド種)で、人為的な交配と養殖の繰り返しによって醜く歪んだ体型が多い観賞魚と異なり自然の美しさを楽しむことができるのもメリットだ。

 国内淡水魚を主人公としたアクアデザインも自然との調和をテーマ・目標になるだろう。遠い熱帯の水景よりもも国内淡水魚と共にある身近な自然水景の方が実感が沸き親しみやすいかもしれない。

newsuisou1 写真は現在試行中の国内淡水水槽。Basicな60cm水槽+洗車スポンジの上部濾 過+塩酸処理済田砂。生体は日本バラタナゴ5、クロメダカ5、ミナミヌマエビ5、石巻貝4、ニセマツカサ貝1、マシジミ5~8。彩なく地味そのもの。

 

 設置場所は屋外、今の季節だと日中1時間くらい直射日光があたる。スカベンジャがいないとすぐ青水になるが、水はシジミの働きでいつも高透明。シジミの水質浄化能力には恐るべきものがある。60cm水槽にこのシジミの数だと能力過剰で餓死を心配させる。

 壁面は4匹の石巻貝の働きでいつも綺麗、壁面のコケは適度に再生&食われており、バランス的によい感じだ。
 ミナミヌマエビはコケを食べるが数が多くないと働きの実感が無い。ヤマトヌマエビもいたが冬場の低温で全滅してしまった。
 マシジミ、ミナミヌマエビ、石巻貝は4℃の低温を乗り切れるがヤマトを冬場の屋外で生かすにはやはりヒータが必要のようだ。

 

<参考購入先>
イーヴィサーモ600-WRII 6℃の低温から温度制御可能なサーモ。国産淡水魚の屋外飼育に最適です。冬場の行き過ぎた水温低下を防ぎヤマトヌマエビを冬越しさせることができます
エヴァリス マイクロセーフパワーヒーター 75 低温制御に十分役立つ小型ヒータ。小容量のため水温変動を緩やかにできます
マシジミ Lサイズ5匹 シジミは少ない数で十分な働きをします。大きくて丈夫なものを少量導入ください

 

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