パソコン事業売却!?~ソニーの足切りは正しかったか

10年くらい前にソニーのVAIOを買ったことがある。割高だったが優れた質感を持つノートだった。普通ノートパソコンはデジカメ同様、3年で陳腐化し、5年でゴミ同然になる。ところがVAIOは特別で、5年経ってからヤフオクに出したら購入価格の1/3が戻ってきた。純正マウスなどのアクセサリも高く売れた。

VAIOはパソコンとしての機能を提供するだけでなく、使う人のライフスタイルやインテリジェンスを演出できる数少ないモバイル機器だ。蓋に描かれるVAIOの文字は遠くからよく見え、それを使う人がカッコよく見えたのである。

 

 パソコン事業不振の原因はマーケティングの失敗だ。元々そんなに売れるわけが無いプレミアム性の高いブランドPCを安価な量販品と同じ土俵で商売しようとしてコスト競争に巻き込まれたのではないか。ブランドイメージを武器に身の丈に合った商売をしていれば、こんな結果にならなかったのかもしれない。ブランド商品は安価な量販品と一緒に並べて見せるような売り方は絶対にNGのはずだ。

VAIOが築き上げたブランドイメージはソニーにとってかけがえの無い宝のはずだ。そのブランドを保有するパソコン事業はソニーにとって黄金に輝く足の一つで、それを切り捨てるとは一体なにを考えているのだろう。ソロバン勘定だけでどんどん足切りしていたら、ソニーには何も残らなくなってしまう。

 

VAIOのフラッグシップは「Z」だが、私にはどうしても引っかかる点がある。それは四隅が角ばっている点だ。モバイル機器は床や地面に落とす可能性が必ずあり、四つの角はそのときぶつける確率が最も高い部位である。従いモバイル機器の角部は衝撃に強いアール形状にすべきで角ばったデザインは不適当だ。VAIO Zは落としたら壊れてもいいと考えているのか。それとも持ち出しを想定していない機器なのか。

私はクルマを見に行ったら真っ先にカタログの最後を開いて車重をチェックする。計測機器の場合は、最初に電源ボタンと電源プラグの形状をチェックする。なぜならそこが一番重要な部分であり、メーカの考えが反映される部分であるからだ。

 

<参考購入先>
ソニーVAIO商品一覧 VAIOは今でも魅力的なブランドパソコン
ヤフオク!

 

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