砂利の散乱防止2~スライムで砂利を固定する

2009年に木工用ボンドを使った砂利の固定方法を紹介した。当時施工したボンドは1年で消失し、現在は元の砂利の状態にある。施工してみてわかった課題は、

(1)雨が降ると表面が白っぽく不自然な風合いになる。
 この問題は水がかからない場所で使う分には問題ない。ボンドを使い過ぎると乾燥後も白っぽくなるので注意が必要。

(2)表面を水平に整形するのが難しい。
ボンドで固めると表面がフラットになるため傾斜が目立つようになる。左官仕事に近い技量が求められ素人施工では綺麗に収まらない。

 結論として木工用ボンドを使った砂利の固定は、水のかからない場所を対象に施工すれば十分実用になる有用な方法といえそうだ。表面に出るツヤも水拭きすれば改善でき自然石の風合いが得られる。破棄するときは外に放り出して雨ざらしにしておけば元の砂利に戻り再利用可能だ。

 

 ところで雨に塗れる場所でも砂利を固定できる有効な手段がまだ見つけられていない。そこで今回はスライムを使う方法を考案した。施工は極めて簡単で、砂利に洗濯糊(PVA)を混合した後、ホウ砂の飽和水溶液をジョウロで撒いてシャカシャカなじませるだけだ。材料費は木工用ボンドと同じくらいで1m2あたり150円前後(市販の洗濯糊1本分)。下の写真は実験的に少量を固めてみたもの。

DSC03418 洗濯糊は水溶性なので雨で消失するが、スライム(ゲル化)にすると溶けにくくなる。同時に粘着性が生まれて砂利同士を緩く結合した状態を作ることができるのでこれを固定に利用する。

 スライムというとネットリしそうなイメージがあるがほぼ1日で乾燥硬化する。雨が降るとまたゲルに戻って取れた石が接着する自己修復作用がある。

 洗濯糊を主原料としたスライムは環境にも優しく生分解して自然消滅する。ゲル化させた物質がどのくらいもつのか不明だが、効果が薄れてきたら再施工することで状態を維持できる。必要なくなったら木工用ボンド同様ほったらかしで元の砂利に戻るだろう。

 他の候補に寒天と澱粉の混合物もあるがコストが高い。脱色アスファルトもあるが一般消費者は入手難で施工も困難とみられる。

 

2014/4/1追記
 スライムを敷地の一部に施工して様子をみたところ、2回の雨で完全に消失した。やはり雨のかかる場所はダメのようだ。施工後の見た目や歩行感は木工用ボンドより自然で、一見固めてあるようには見えない。雨のかからない場所であればお勧めできる。

 

<参考購入先>
液体洗濯糊 750g×20本 広い面積の施工は20本パックがお勧め
ホウ砂 50g あまり水に溶けないので沢山は要りません
デザイン砂利 美しい砂利の一覧です

 

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