エアコンはなぜカビだらけになるのか〜30年改善されない欠陥と問題の本質

 エアコンは使ううちに埃が溜まり、そこにカビがつく。スイッチオンで匂いとカビの胞子がドバっとでる。エアコンとはそういうもの・・ 大抵の人は、こう思っているに違いない。

 最近のエアコンにはクリーン運転機能がついている。これは停止後に送風暖房を一定時間行うことでカビの原因となる水分を蒸発させる機能。カビの繁殖を抑えるのに一定の効果がある。
 カーエアコンでは、以前書いたように到着5分前にAC OFFして送風にすれば同じことが可能。しかしこれも、カビだらけになる時間を延ばしているにすぎない。

 

 なぜエアコンの内部に埃が溜まり、カビだらけになるのか。その原因はフィルタの性能が低すぎる所にある。
 エアコンのフィルタは、ペラペラの網1枚。これは30年以上前から変わっていない。この網目を抜けた埃が熱交換器やファンに付着し、湿気を含んで黒カビの塊が出来る。

 この低すぎるフィルタの性能を改善しない限り、エアコンの汚れやカビの問題は永遠に解決しない。フィルタの清掃ロボットが実用化されたが、アミの目詰まりを軽減する役にしか立っていない。エアコンの次のブレークスルーは、フィルタの性能アップが一つの候補と考えている。

 クルマのフィルタは改良が進み、2010年頃からとても高性能なフィルタが付くようになった。点検の機会にフィルタを取って中を覗いていたところ、ファンや空気の通り道がとても綺麗(真っ白)で驚いたことがある。

 

 エアコンにクリーン運転機能がついていても埃の付着とカビの繁殖が避けられない。そこで定期的な洗浄が必要になる。洗浄のタイミングはクリーン運転機能付きで5〜6年、なしだと2〜3年位。洗浄は自分でもできるが、構造が複雑なものは専門業者に頼んだ方が無難だ。

 

我が家のエアコンは三菱のお掃除ロボット付きで構造が複雑なためクリーニングを頼んでみた。エアコンの掃除を業者に頼む場合はメーカのサービスに紹介してもらうのがよい。今回は三菱系列会社に来てもらった。

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フロントカバーをすべて取り払ったところ。ここまでバラすのが結構大変。右はP版でここに洗浄液が入ったら大変。

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手動蓄圧式スプレーで洗浄。こぼれた液体は漏斗のように集まって下のバケツに落ちる。洗浄液は弱アルカリ性の界面活性剤で匂いはなかった。洗浄したらブロアで水気を吹き飛ばして完了。洗浄液は真っ黒。ロボット+クリーン運転機能つきでもカビが防げないことをこの汚れが証明している。

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外した部品は屋外で洗浄。作業にまる半日かかって料金は1.6万円。この内容であれば十分安い。

エアコンの洗浄は自分でもできるが、しっかり洗浄するためには出来るだけバラして裸に近い状態にする必要がある。安いエアコンでは十分ばらせなかったり、裏側に水が染みたりしてかえって難しいという。エアコンの洗浄を自分でやるためには構造が簡単なミドルクラスがよいようだ。10万円を超えるものは業者に頼むのが無難といえる。

 

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