マクドナルドはこうすれば再建できる

私が小学生のときの話。静岡県庁周辺の堀にデカい鯉がいて、それを橋の上から友達と眺めていた。すると横から「ふん!」「ふん!」という声がする。見ると県庁の役人らしい人がふんぞり返ってこちらにおなかを突き出している。自分の進路にいる私たちが邪魔だから「どけ」ということらしい。回りは空いていて避けて通れるのに。この人にとって市民は卑しい存在らしい。

 企業のCEOが会見するとき、消費者は話の内容はわからなくても「人間性」は一瞬で見抜く。人間性は、話し方、歩き方、表情、質問の対応などに表れる。消費者はそれを見逃さない。役人とは違い、客商売のCEOは「消費者を見下している」そう思われたらアウトである。

 

取引業者が不正をやらかしたら、取引先をよそに切り替えれば解決。おしまい。企業の責任者はそう思うかもしれない。ところが日本の消費者はそうは思わない。一部でも問題が見つかると、その会社全ての商品に疑いが向けられる。 それどころか、似たような商品を販売する別の業者にも飛び火する。「あの○○がやってるくらいだから、よそも同じだろう」そう思われてしまうのだ。

マクドナルドの再生はきわめて困難に見える。私も以前は家族とマックを利用したが、ナゲットの問題以降、 一度も行っていない。マクドナルドの看板をみただけで、あの映像を思い出して気分が悪くなる。メニューやサービスの内容以前に店に入る気になれないのだ。

 

 組織の中で上にあげられる情報は、報告する人にとって都合の悪いことがカットされている。そのためCEOは裸の王様になりやすい。いっぺんCEO自ら消費者に直接意見を聞いてみたらどうか。自社のハンバーガーを食べながらの食事会がいい。オバチャン同士気さくに会話ができて、それが話題になれば状況は一挙に好転するかもしれない。ネットが発達した現代でもオバチャンの口コミは消費行動を左右する力を持っている。ネット越しの窓口より効果がありそうだ。
 消費者と一緒に食事がイヤなら、CEOの朝昼晩の食事をすべてマックにしてはどうか。あるいは自分の子供にマックだけ食べさせてはどうか。CEOがそのくらいのパフォーマンスをしなければダメだ。そうした行動は、自社商品の陰に潜むいろんな問題に気づくきっかけにもなるだろう。

マクドナルド商品の最大の課題は以前述べた通り、ベーシックメニュー(原点となるいちばん重要な商品)の「ハンバーガー」がメニューの隅に追いやられ、見つけにくい状態になっていることだ。まるで「単品バーガーは注文しないで」と言わんばかりだ。こんな状態でまともなメニューが構成できるはずがない。いったん休業し全部のメニューをゼロから作り直した方が早いかもしれない。

 

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マクドナルドはこうすれば再建できる」への3件のフィードバック

  1. kame

    お久しぶりの書き込みです。音楽苦楽部から拝見しておりますが、このコメントが一番の衝撃です。
    私も小学生のころ駿府城の堀の鯉を良く眺めていました。管理人さんと同郷だったとは驚きです。

    返信
    1. 創造の館 管理人 投稿作成者

      コメントありがとうございます。小学生の後半は静岡市の麻機付近に住んでおりました。
      あの鯉の大さと初めてみたときの感動は、いまでもいやな思い出とともに記憶に残ります。

      返信
    2. kame

      麻機ですか。隣の学区ですね。
      いやな思い出・・・是非お伺いしたいですがプライベートな内容になります。
      宜しければメールを下さいませ。

      返信

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