リンゴの皮を一瞬で剥く

 リンゴの皮むきがめんどくさい。簡単に剥ける道具はないものか。そう思って探し当てた商品がこれ。アップルピーラー(パール金属 C-140)と、アップルカッター。このピーラーの機構は驚嘆に値する。

アップルピーラー(パール金属 C-140)とアップルカッター

 

 これは何度も試作と実験を繰り返して開発されたものに違いない。ワークの固定方法(垂直に立った針)、本体の固定機構(吸盤)、カッターの刃の当て方と公転軌道は素晴らしい完成度だ。作業性やメンテナンス性まで考慮されている。固定部の下には汁受けの窪みがあり水抜き穴まである。使った後は水洗いするだけで簡単に綺麗になり清潔を維持できる。

 アップルカッター(写真左)は単純な作り。強度に問題があるのか使っているうちにフレームが割れてしまった。

 この道具の威力は動画が一番わかりやすい。既に沢山の動画がUPされているが私の実演を。

 皮むきは作業はわずか数秒。リンゴの回転が偏心しても刃が追従して問題なくカットできる。

 沢山剥くときは本体を押さえて吸盤で固定するとよい。1本に繋がった皮が得られ、持ち上げても切れないのは均一な厚みで切れている証拠。

 このような高品質な桂剥きがハンドルを回すだけで簡単に出来ることに驚く。最後のカットはアップルカッターで。少々皮が残るが贅沢言わなければこれで十分。リンゴ以外ではナシもOK。但しあまり大きいのもは上下端に刃が届かない。

 

 裏側の構造と刃の公転軌道がわかる動画。垂直のシャフトを通り過ぎてからギリギリ当たらない位置に接近する動作に注目。

 

アップルカッターを見直す(2015/3/6追記)

 アップルカッターは剥いたリンゴを簡単に8ツ割りにできる優れものだが、樹脂製のものは壊れやすい。そこでオール金属製のカッターを買ってみた。

 オール金属製カッターは内径9cmのものが多く、その上に12cmのジャンボ(0002-732) がある。購入したのはこのジャンボ。

アップルカッターを並べてみたところ 写真は樹脂製カッター(ナガオ)と12cmのジャンボ。樹脂製は10cmまで通る。ジャンボ中央の丸穴(芯抜き部)は小さく見えるが樹脂製と重ねてみた結果ほぼ同じだった。もう少し大きめでもよいのだが。

 

 これまで写真の樹脂製を使ってきて通らないリンゴがほとんど無かったことからするとアップルカッターのベストサイズは10cmと考えられる。しかし金属製は9cmが多くその上が12cmで「帯に短しタスキに長し」の状態になっている。

 9cmではスーパーでみかける訳あり大玉サイズが通らないだろう。一方ジャンボは無駄に大きいおかげで8Lの梨が通るものの、芯抜きが細い為、残った芯を取り除く必要がある。

 いずれにせよ9cmでは用途が大きく限られるためジャンボがベストの選択といえそうだ。少し高価だがオールステンレスの道具は長く使えるので長い目で見れば金額は問題にならない。

 

アップルカッターでリンゴをカットした様子 よい道具を手にするとリンゴの皮剥きも楽しくなる。アップルピーラーでシューッと剥いた後カッターを通しておしまい。実に簡単。
 付属の赤いカバーは最初使わず、最後の芯の押し出しに使うと便利。

 

 

<参考購入先>
パール金属 アップルピーラー C-140 この素晴らしい道具が2千円もしないとは。機能・性能・コストに優れた商品です
ジャンボ アップルカッター0002-732 ちょっと高いですが壊れるところがありません。長く使える道具です

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