自動運転の普及に伴って拡大する「レーダー反射グッズ」の新市場

 自動走行の課題のひとつにレーダー反射の少ない「人間」の検知があるという。今後は夜間光る反射材の代わりに、レーダー波を反射する衣料品やグッズが売れるに違いない。この市場は自動運転の普及に伴い、大きく拡大するだろう。

 

自動運転が普及したら売れそうな商品

 ざっと思いつくのは次のもの。

・レーダー反射シューズ
・レーダー反射帽子
・レーダー反射ウェアー(上着、下着、ハラマキなど身に着ける衣類全般)
・レーダー反射ランドセル(傘、鞄など持ち物すべてが対象)

 老人や子供には法律で装着義務化される可能性もある。そのマーケットの規模は計り知れない。

 

レーダー反射素材と応用例

 アルミやステンレスなどの金属はレーダー波をよく反射する。但し、波長より大きくないと検知してくれないので、ある程度の面積が必要。

 ランドセルや鞄は板状の反射材を仕込みやすい。これでレーダー半反射対応ランドセルが出来上がる。ランドセルの場合は金属繊維でできたカバーを外側に付けても良い。

 表面に貼るだけの反射材もありうる。これは赤外線レーダーに対しても有効だ。

 アルミやステンレス、真鍮などの細い金属線を入れた繊維を作れば、レーダー反射ウェアが作れそうだ。繊維に金属を蒸着してもよい。角度によって自然光をキラキラ反射する編み込み方も可能であり、ファッションとしての付加価値も高まる。

 赤外線レーダーにも検知されやすいよう、赤外線を吸収しにくい素材や塗料の開発が進むに違いない。

 

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注:本記事が書かれた日付の後に出した関連特許はすべて無効です。本記事をヒントに無断で新商品を開発したり販売するのは控えてください。