浴室暖房乾燥機の選び方2~MAX BS-141Hの分解とリプレース

 異音のするMAX BS-141HをTOTO三乾王(TYB3011GA)にリプレースした。ついでにMAX-BS-141Hを分解して異音の原因を特定したのでご紹介する。

 

MAX-BS-141Hの分解

DSC00286a最初にファンを取り外す。表側のカバーを外し、次にヒーターと内側のカバーを外すとファンが取れる。写真は天井につけたまま作業しているが、ヒーターを外すとダンパーの部品が脱落するので本体をおろして作業したほうが楽。

 

 

DSC01561a 裏側に見えるネジをすべて外し、カバーを取り外す。排気パイプの固定ねじ1本(表から)を外すのを忘れずに。カバーは排気穴周辺でパッキンで密着している。ゆっくり力を入れて傾け、端から剥がれるようにすると取れる。

 次に、プリント版を取り外して、モーターを固定しているネジを外す。モーターは奥の方がパッキンで密着しているので、ここもゆっくり力を入れて傾けると外れる。

 

 

DSC01564aモーターの型番はSFN-100-9-4C-1。日本電産製。モーターだけ取り出してシャフトを回すと問題の音が聞こえるので、モーターに異常があるとみて間違いない。これを交換できれば解決だが、特注ロット生産品なので、おそらくメーカーが保守用に持っている分以外はない。となると、次はベアリングに注目する。

 モーターの裏には金属のカバーがあり、嵌っているだけなので細いマイナスドライバーなどでコジアケる。さらにファン側のEリングを外してローターを取り出す。

 

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 ベアリングは前後ともミネベア 608DSD28。右の写真はシールドカバーを外したところ。グリースの油分はとうの昔に流失したようで、残った石鹸分が固化している。ベアリングは単品で入手できるが、シャフトに圧入されているうえ、ベアリングの反対側に設置されたEリングが邪魔して抜き取りが難しい。

 片側のシールドカバーだけ外して注油しても中途半端なメンテしかできない。ベアリングを交換したいが、それには反対側のEリングをなんとかして外し、ベアリングプーラーを使って抜くしかなさそう。

 どうするにせよ、本体を下ろさないと作業が難しいうえ、ベアリングを拝めるまでの分解が大変。ダメモトでやるならいいが、作業に自信の無い人は素直に他社製品にリプレースしたほうが良いだろう。

 

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 5芯リモコンコードに使われているコネクタの参考写真。上の2つがリモコン側(ケーブル先端プラグ)表裏、下の2つが本体から出てる電線のプラグの表裏。

 

TOTO TYB3011GAのレビュー

 

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MAXと替えたTOTO 三乾王(TYB3011GA)。開口寸法が同じなので問題なく付く。リモコンコードは互換がなく専用なので、別途配線しなければならない。

 

 

max-toto

 機器直下の騒音(約30cm、24時間換気運転中)。赤が今まで使ってきたMAX BS-141H。TOTOは聴感上気になる音はなく、かなり静かに感じる。200Hz付近に見えるピークはおそらく浴室の定在波。

 ヤマハのサウンドシャワーから音を出すと、換気の音はかき消されてほとんど聴こえない。これでやっと、サウンドの設備が意味あるものになった。

 ちなみに、TOTOの24時間換気の風量は1~4まで4段階の設定ができる。デフォルトは2で、MAX BS-141Hに対し15%ダウンする。

DSC01584a 写真はフロントパネル裏側。これを外すとファンの掃除が出来る。
 音が静かなのは、ファンがフロントパネルに隠れる構造によるところが大きい。現状でも十分静かだが、フロントパネルの裏側に鉛シートを貼ることで静音強化ができそう。

 

 

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